京町家をリノベーションした「Nazuna 京都 椿通」が2020年4月オープン

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古くからの街並みが残り、世界中から絶え間なく観光客が訪れる人気の街・京都。2020年を迎えてもなお、過去と現在を絶妙に残したハイブリッドな雰囲気で、日本を代表する街となっています。

そんな京都に残る、明治時代に建てられた町家。その立ち並ぶ路地一体を改修し、全23室の旅館とふたつのレストランで構成された、新たな街が完成しました。

共同で伝統的建造物を利活用した宿の企画・運営に取り組んでいる株式会社Nazunaと株式会社Kirakuが、取り壊される目前だった町家群全体を改修し、宿泊および飲食機能を備えた街に生まれ変わらせるこの新たな試みを、早速ご紹介します。

「京都の自然美」をテーマとした客室

TAKE 1階リビングと露天風呂image by:PR TIMES

今回のプロジェクトを手がけている株式会社Kirakuは、ホテル開発・企画をはじめとしたさまざまな業務を手がけています。

2015年7月には宮崎県日南市より「まちなみ再生コーディネーター」業務を受託、2017年12月には経済産業省より「地域未来牽引企業」に選定されるなど、多くの再生事業に着手。

日本の歴史的資源を活用し、旅館再生を含め「日本の未来に残したい資産」をテーマに、事業性のある不動産の利活用プロジェクトを進める企業です。

これまでにも「Nazuna」「季楽(きらく)」ブランドを発表し、京町家をリノベーションした高級旅館・高級一棟貸し宿を運営中の株式会社Kiraku。

旅館「Nazuna 京都 二条城」と「Nazuna 京都 御所」はミシュランガイド京都・大阪で3パビリオンを獲得し、一棟貸し宿「季楽 京都 姉小路」は2018年の日本経済新聞「専門家が選ぶ全国古民家町屋ランキング」で8位を受賞するなど、手がけた宿は高い評価を獲得。伝統的でありながら、独創的な宿を多く展開しています。

今回発表された「Nazuna 京都 椿通」は、なんと築110年以上の町家が立ち並ぶ四条大宮付近の一角、約1,400平米のL字型路地一体をひとつの宿に改修した旅館です。


玄関口となるレセプション棟は、奥行きのあるまさに京都らしい造り。お客様をお出迎えする場のみならず、外界と「椿通」の世界を結ぶ小路でもあります。

レセプション棟を抜けると、外の世界と隔離された昔の花街を思わせる街並みが登場。石畳の敷かれた街路は夕暮れとともに提灯や置き行灯が灯り、艶やかさを帯びます。

IWA 1階ベッドルームと露天風呂image by:PR TIMES

23棟の町家は23の露天風呂付客室へと見事に生まれ変わりました。宿の中は、京都の自然美をテーマとした「TAKE」「MIZU」「IWA」「HANA」「HA」の5つのカテゴリーで分けられ、テーマから着想を得た内装・インテリアが目を楽しませてくれます。

「TAKE」「MIZU」(計9室)は、1階の露天風呂付き坪庭を望むリビングと2階のベッドルームで構成されているスイートタイプ。

「IWA」「HANA」「HA」(計14室)は、1階に露天風呂付き坪庭を望むベッドルームを、2階には布団を敷くこともできる畳のスペースを設けたスタンダードタイプです。

2つのレストランで特色ある食体験を

「q」image by:PR TIMES

そして、「椿通」内のどこかに存在する「秘密のドア」の向こうにあるのは、「ミシュランガイド京都・大阪 2020」で三ツ星を獲得した割烹「祇園さゝ木」の主人・佐々木浩氏と、MBSグループの食事業会社「株式会社TOROMI PRODUCE」がプロデュースした、なんと6席限定のシェフズテーブル「q」です。

2019年10月に創業された「TOROMI PRODUCE」は、テレビ番組「水野真紀の魔法のレストラン」「京都知新」のチーフプロデューサー・本郷義浩氏が代表取締役を務めるMBSグループの「レストランプロデュース」「食イベント企画」「映像・コンテンツ制作」「商品開発」を手がける食事業会社です。

料理人の美しい所作を目前に、極上のコース料理を楽しめる「q」。「椿通」への出店を皮切りに、ほかの地域への展開も予定しているといい、こちらも期待が高まります。

「和牛料亭Bungo」image by:PR TIMES

さらに、豊後牛専門店「焼肉ホルモン ブンゴ」や肉バル「炭火とワイン」を運営する株式会社インターナショナルサポートが展開する新業態のレストラン「和牛料亭 bungo」も登場。厳選した最高品質の国産和牛を、さまざまな調理スタイルで味わうことができます。

「Nazuna 京都 椿通」の宿泊予約受付開始は、2020年1月よりスタート。次に京都を訪れる際は、ぜひ宿泊してみてはいかがでしょうか。

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