実は海外からの旅行人気が高まっている香川県。なんとBooking.comをはじめとする世界的な旅行サイトで「2020年に訪れるべき目的地」として、高松や豊島・小豆島が選出されるほどになっています。
多くの離島にアクセスができ、日本の文化をまとめて体験できる地域であることが、香川旅行の魅力のひとつ。そこで今回は、2020年に新たにオープンする新施設や、自然豊かなスポットやグルメなど、今後より注目を集めるだろう香川県のポイントをご紹介します。
2019&2020ニューオープンスポット
四国水族館
四国最大級の水族館として、2020年4月13日(月)にグランドオープンする「四国水族館」。瀬戸大橋にほど近い香川県宇多津町の「うたづ臨海公園」内に立地し、四国水景をテーマとして四国各地のさまざまな水景と、そこに息づく生きものが展示されています。
生きものの展示にとどまることなく、各地の自然や歴史・文化にも触れ、大人も楽しめる文化施設であることも特徴。館内には瀬戸内国際芸術祭の地にふさわしいアートの要素が加えられ、四国の文化を感じる空間の演出が行われています。
サメの魚影を見上げる「神無月の景」など、テーマごとの素晴らしい水槽が見どころのひとつ。展示水量は2,233平方メートルと四国最大級で、約70基の水槽に約400種・1万4000点の展示が行われます。
「見る水族館」だけではなく、生きものと触れ合うことができる「体験できる水族館」として楽しむことができるのも魅力ポイント。
昼間だけではなく、瀬戸内海の夕陽を背景にした海豚(イルカ)プールや、ナイトタイムのイベントなど「夜の水族館」としても大いに楽しめます。
館長の松沢慶将氏からは「2014年から構想が始まり、宇多津町の活性化プロジェクトのひとつとして約6年の月日を経てようやくオープンを迎えます。環境や歴史文化を想起させ、来館者の好奇心を刺激したおとなも楽しめる美術館のような雰囲気を演出しています」と、ワクワクしてしまうコメントが寄せられました。
「四国外からの来館者には、『もっと四国を旅してみたい』と思わせる水族館に、また地域や四国のみなさんには、『できてよかった』と思われ、愛され必要とされる水族館になることを目標にしています」と、今後の展開にも期待が高まる新オープンです。
- 四国水族館
- 香川県綾歌郡宇多津町浜1-4 (宇多津臨海公園内)
- グランドオープン:2020年4月13日(月)
- 公式サイト
高松盆栽の郷(さと)
国内外でも年々広がっていて、「ミニ盆栽」など、盆栽をインテリアとしてライフスタイルに取り入れる人が増えていますが、なんと香川県は松の盆栽生産量日本一を誇ります。
なかでも高松市・鬼無地区と国分寺地区は、松盆栽の一大産地。両地区には約60軒の盆栽家がいて、訪ね歩くことも可能。高松盆栽の多彩な姿を見ることができます。
そんななか、高松盆栽の魅力を発信する「高松盆栽の郷(さと)」が2020年4月17日(金)にグランドオープンすることが決定。高松盆栽の文化を伝える「インフォメーションセンター」や、ワークショップも行える「研修室」など、初心者でも気軽に盆栽の世界を体験できる施設となっています。
- 高松盆栽の郷(さと)
- 香川県高松市国分寺町国分353-1
- グランドオープン:2020年4月17日(金)
四国空市場(YOSORA)
飛行機で香川県を訪れた際にぜひ立ち寄りたいのが、2019年8月にオープンした空港直営のセレクトショップ「四国空市場(YOSORA)」です。高松空港2階、国内線搭乗口に向かって左手にオープンし、四国四県の「いいもの」が勢ぞろいしています。
お菓子のほか草間彌生氏のアートグッズなど、これまでは直島など現地でしか販売していなかったものが手に入るのが魅力。庵治グラスなど、若手作家の工芸品も豊富に展開しています。
食品や文具、革小物まで、さまざまな企業とコラボした高松空港限定オリジナルアイテムは見逃せないものばかり。無料の出汁蛇口も新たに登場するなど、見て体験できる楽しい空間です。
- 四国空市場(YOSORA)
- 香川県高松市香南町岡 高松空港2F
- 087-814-3552
- 7:00~20:00
- 公式サイト