ヤリたくなってもヤッちゃだめ!日本にはない海外の意外なルール

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「メロンの日」/トルクメニスタン

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次はトルクメニスタンの祝日です。トルクメニスタンといわれて、どこにあるかすぐに世界地図が思い浮かびますか?

カスピ海に面した中央アジア南西部の国で、旧ソビエト連邦が解体するとともに独立した国です。地図帳を開くと、国土の大半がカラクム砂漠で占められているような場所ですが、この乾燥した条件を生かした農産物の祝日があります。それが「メロンの日」です。

この伝統は1994(平成6)年から始まっているそうで、8月の第2日曜日が国民の休日になり、トルクメニスタンの主要な農産品であるメロンの大切さを再確認する日となっています。

国内各地でメロンに関する催事や市場が開かれ、観光客は国内各地の産地で栽培されたバラエティー豊かなメロンを試食できるみたいですね。

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特に首都アシガバートにあるアシガバート独立公園が最も大きな会場になり、当日にはその年の栄えある最高のメロン栽培者を表彰する催しも開かれるのだとか。

ロシアのメディアTurkmenistan.ruによれば、トルクメニスタンにおけるメロンはまさに国宝であり、地元農産者の努力と能力を象徴する農産物として扱われているのだとか。

国際的な放送団体Radio Free Europe/Radio Libertyの記事『Turkmenistan Festivities Mark Annual ‘Melon Day’』によれば、世界に存在する1,600近くのメロンの品種のうち、400種類はトルクメニスタンのメロンにルーツを持つともいわれています。

もともとメロンは諸説あるものの、乾燥地を原産とする作物みたいです。それだけトルクメニスタンは、メロン栽培に適した土地なのですね。

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