ヤリたくなってもヤッちゃだめ!日本にはない海外の意外なルール

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「山の日」/日本

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トルクメニスタンに「メロンの日」があると聞くと、日本人は「不思議な祝日もあるね~」とびっくりさせられます。しかし、一歩引いて冷静に見ると、日本の祝日も世界の人には奇妙に見えるとご存じでしたか?

その代表例は「山の日」。通常は8月11日に訪れる祝日ですが、東京2020オリンピック競技大会閉会式の関係で、2021年は8月8日でした。

<山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する>(内閣府のホームページより引用」)

そもそも日本の祝日は、国民の祝日に関する法律によってルール化されて、第1条には、

  • 美しい風習を育てる
  • より良い社会をつくる
  • 豊かな生活を築く

ために祝日を設けると書かれています。例えば「山の日」であれば、山に感謝するために休日とされているのですね。

もともとこの日は、「海の日があるのに山の日がないのはおかしい」と、作曲家の船村徹さんが下野新聞のコラムで「山の日」を提言したと、パソナの運営する『はたラボ』というWebサイトで語られています。

日本山岳会を筆頭とした山岳5団体が共鳴、さらに日本山岳会の会員に当時の自民党総裁である谷垣禎一さんが所属していたところから、法改正への弾みがついたとの話。

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「海の日があるのなら山の日もないとおかしい」といわれると、山に恵まれた日本人の感覚からすれば「まあ、特に異論はない」という印象だと思います。

しかし、この祝日に関しては、海外のブログやWebメディアで「世界の不思議な祝日」の話題になると、頻繁に取り上げられる定番の休みの日となっています。

例えば、国際送金サービスを行うWesternUnionの企業サイトに掲載された記事『10 Little Known Holidays from Around the World 』では、

<Greenery Day and Ocean Day, Mountain Day is part of Japan’s commitment to get people to appreciate the wonder of the outdoors.>(WesternUnionのウェブサイトより引用)

と書かれています。

簡単に日本語に訳すと「『みどりの日』『海の日』に続き、『山の日』もアウトドアの素晴らしさを知ってもらうための日本の取り組みのひとつ」です。

「みどりの日」や「海の日」、「山の日」によって国民が屋外活動の素晴らしさを楽しめる日本の状況に、海外の人は意外な念を感じているみたいですね。

このように世界各国にはさまざまな休日・祝日があります。国によっては、日本とはまったく違う文化が根付いているみたいですね。

ほかにもまだまだ世界にはたくさんの不思議なルールが存在しているはず。それらの異文化に触れて、新しい発見を探していきたいですね。

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