2019年の日並びには劣るものの、2日お休みを取れば8または9連休、さらに2日取れば12連休となる2020年のゴールデンウィーク(以下、GW)。一方で新型コロナウイルスの収束も未だ見えず、外出自粛の動きが各地で強まっています。そんな今年のGWは、一体どのように過ごし方が支持されているのでしょうか。
株式会社エアトリが、20代以上の男女1,511名を対象に「GWの過ごし方」に関する調査を実施しました。2020年はなぜ5月1日が祝日でないのかなど、昨年との違いについてを含めて、早速チェックしてみましょう。(調査期間2020年3月29日~3月31日)
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なぜ今年は5月1日が祝日ではないの?
「今年のGWに合わせて有休を取る予定はありますか?」という質問では、予定が「ある」との回答が17.6%だったのに対し、「ない」は61.8%と過半数を占めました。
昨年は暦の上でも10連休という長さにも関わらず、21.2%の人が「さらに有休を取る予定」と回答していたため、今年は有休取得者が減少となっています。
一方で、昨年の調査では「検討中」が7.7%だったのに対し、今年は20.5%と大幅に増加。「有給休暇を取るつもりでいたが、1カ月後の動向がわからないので、取らないことにした(30代・女性)」「新型コロナウイルスのせいで仕事が減ってGWにお金を使っている場合ではなくなった(40代・女性)」と、切実な声も。
「新型コロナが続くのであれば仕事をしよう」「収束すれば長期のお休みを取ってどこかに行きたい」と考えている人が一定数いることがうかがえます。
「GW近辺でお休みの日はいつですか?」という質問では、祝日は休みの人が多く全体では6割超え、土日は5割前後が休みと回答。
平日は4月28、29日、5月7、8日においては休みと回答した割合が10%程度だったのに対し、5月1、2日はそれぞれ21.6%、26.9%に。有休を取る予定の人は、この2日間を想定している人が多そうです。
2019年の5月1日は、新たな元号「令和」がスタートした「天皇の即位の日」でした。天皇陛下の御退位、そして皇太子殿下の御即位が同時となるのは、日本の歴史から見てなんと約200年ぶり。そして憲政史上初めて。
そして天皇陛下の御即位に祝意を国民が示すため、2018年12月に「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律」が施行されました。これにより、2019年の一年限定で、5月1日が「天皇の即位の日」、さらに10月22日の「即位礼正殿の儀の行われる日」が「国民の祝日」と定められたのです。
2019年限定の祝日だったため、残念ながら今年はお休みとならず、暦通りだと飛び石かつ昨年より短い連休となってしまいます。このため、今年は5月1、2日に有給を取ることを想定している方が増えているようですね。
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