三方五湖の絶景を一望。湖畔に佇む、福井県の秘湯「虹岳島温泉」

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福井県には「三方五湖(みかたごこ)」というユニークな湖があります。5つの湖が水路のような細い水の通り道でつながる親水エリアですね。

その5つの湖のうち、水月湖といわれる湖のほとりに、福井で唯一「日本秘湯を守る会」に加盟する、虹岳島温泉の「虹岳島荘」があります。

知る人ぞ知る秘湯で、著名な作詞家や作家が静かな環境で執筆に入る際に使われる宿でもあるとの話。

そこで今回は、コロナ後に行きたい湖畔の絶景も楽しめる秘湯の温泉をご紹介します。ぜひ次の旅計画の参考にしてみてくださいね。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

全室が湖に面した虹岳島温泉「虹岳島荘」

三方五湖image by:photoAC

虹岳島荘のある虹岳島温泉、そもそも何と読むのでしょうか。虹岳島温泉でずばり「こがしま」と読みます。

三方五湖の湖畔にある温泉地で、宿は虹岳島荘の一軒のみ。源泉は15度と、温泉(療養泉)のひとつの定義である25度を下回っていますが、放射性ガスであるラドンを基準以上(111Bq以上)、源泉1kgが含んでいると考えられます。

朝日旅行が主催する日本秘湯を守る会のホームページには、泉質が「単純弱放射能冷鉱泉」と書かれています。いわゆる放射能泉ですね。

宿の運営元であるワカサリゾートによれば、24時間、利用者に喜んでもらうために入浴を可能な状態に整えているとの話です。

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虹岳島荘の周囲は、伝統的な集落の景観が残るエリア。その一帯にいこいの村をつくろうと、若狭町が東京の有名飲食店と手を組み、虹岳島荘がいまから50年ほど前に誕生します。


木造の合掌造りの建物を移築し、改築した上で、それぞれをつなぎ合わせる形で宿は実現されます。

一時期、経営上の関係で3カ月ほど宿が閉まった時代もあったそうですが、現在のワカサリゾートが経営に名乗りを上げ、現在に至るのだとか。

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館内の廊下の長さはなんと200m。宿泊客にレイクビューを楽しんでもらいたいとの願いから、全室が湖に面している設計となっています。その結果、いまのように横に横に長い宿の姿が出来上がったのですね。

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