2020年も9月中盤となりましたが新型コロナウイルスの感染は、まだじわじわと広がっています。緊急事態宣言は解除されたものの、お出かけはいまだままならず、自宅で過ごす時間が増え、家の中は汚れがたまっていく一方…。
新型コロナとの戦いがこのまま長期戦になると考えると、買い出しや職場から帰ってきた際、なるべく外からの汚れを持ち込みたくないですし、せっかくなら自宅を快適な状態に保ちたいですよね。
そこで今回は、お掃除のプロであり全国展開するハウスクリーニングのおそうじ本舗に、手際が良い自宅の掃除の流れを教えてもらいました。
これからのおうち時間をより快適に過ごすためにも、ちょっとずつこまめに、プロのテクニックを試してみてくださいね。
目次
- 1まずは掃除の計画を立てよう
- 2空間別の掃除の方法【お部屋編】
- 3空間別の掃除の方法【ベランダと玄関編】
- 4空間別の掃除の方法【キッチン編】
- 5空間別の掃除の方法【お風呂とトイレ編】
目次
まずは掃除の計画を立てよう
掃除をするとなると気になっていた場所や目に付いた場所から、思いつくままに掃除を始めてしまうかもしれません。しかしおそうじ本舗によれば、掃除は事前の計画づくりが大切との話。
計画といっても、それほど綿密に決める必要はありません。まずは住居スペースを全体的に見ながら、
- 「奥から入口」へ
- 「上から下」へ
という順番で、手を付けていくといいそうです。
この「奥から入口」とは、家の奥から玄関という意味。いきなり玄関の掃除を始めるのではなく、玄関から最も遠い部屋(例えば寝室など)から始めるイメージです。
一方の「上から下」へとは、2階から1階へといった意味でもありますし、部屋の天井から床へといった意味でもあります。
要するに、家の最も奥にある部屋の、高い場所から始めればいいのです。
空間別の掃除の方法【お部屋編】
居住スペースの最も奥が寝室や子ども部屋だったとします。その場合、具体的に何を意識して掃除をすればいいのでしょうか。ポイントは3つあります。
- カーテンレールや棚の上などのホコリをハンディワイパーを使って取り除く
- フロアワイパーで床をふき上げる
- 部屋の奥から手前(入口)に向かって掃除機をかける
このような順番を心掛けると無駄がありません。
目立つホコリが一気に片付く掃除機=掃除、というイメージがありますが、排気によってホコリが舞い上がったり散ってしまうことも。そのためにも、まずはフロアワイパーを使ってサッとふき上げることをおすすめします。
もしお家にハンディワイパーがない場合は、針金ハンガーにストッキングやフリースを被せるだけで、立派なホコリ取りになるそう。
また、壁のスイッチパネルやリモコン、パソコンのキーボードなど、デリケートな部分の汚れ取りには毛先を軽く切った歯ブラシが便利。こうした身近な生活道具も、大いに掃除に役立てたいですね。
ポイント:掃除の前に、まず荷物などを片付けておくこと
掃除の前には、片付けも大切です。掃除すらできないくらい散らかっている場合は、まず物を処分し、整理します。処分については仕分けを心がけてみましょう。
- 絶対に使う物
- 使うかもしれない物
- 今後使う予定がない物
3については迷わずに捨て、2についてはなぜ迷っているのかを、あらためて考えてみてください。単に「高かった」という理由で手放せない場合は、フリマアプリなどで売る選択肢もあります。その上で残った物はこれらを意識して片付けるのがポイント。
- たたむ(散らかっている衣類を1カ所に集め、まとめてたたむ)
- 重ねる(同じような大きさ、種類の物を重ねる)
- そろえる(こまごました物の大きさと向きをそろえる)
部屋が少し広くなったように感じたら、掃除の準備が整ったといえるのかもしれません。