グローバリゼーションやテクノロジーの進化がめざましい現代では、島国である日本も国際恋愛が当たり前の時代に突入してきました。
日本人男性とは一線を画すレディーファーストのたしなみ、サラッと言い放つ甘い言葉…ジェントルマンなイメージのある外国人と付き合えるなんて、なんて素敵なの!と夢見る一方で、国際恋愛ならではの喧嘩が勃発するのも事実。
今回は実際に国際恋愛カップルに聞いた、あるある喧嘩ネタとその対処法を紹介していきます。国際恋愛が初めての方や交際期間が浅い人は一読しておくと、いざというときに冷静になって行動ができるかもしれません。
ナンテ言ってるの?スムーズに会話ができない…
ネイティブスピーカーや若い時期から英語教育を受けていた以外のかたが必ずといっていいほど直面する課題が、言語の壁です。
よくあるパターンは「正確に相手の意図を理解していないのに、理解したフリをしてしまった」「言い回しがわからなくて、誤ったニュアンスで伝わってしまった」「会話が成り立たないことが多く絶望してしまう」「彼(彼女)の家族と話す際にネイティブスピードについていけず、孤立してしまう」など、枚挙にいとまがありません。
言語のニュアンスの違いで相手を傷つけてしまう例として「今度カラオケ行こうよ〜、〇〇食べに行こう」などと彼から趣味に合わないお誘いを受けたときに「I don’t like Karaoke. I don’t like 〇〇」とあなたが答えてしまうと「カラオケ嫌い。〇〇嫌い」と、何だか彼はすべて拒否された気分になりますよね。
ここで「Karaoke is not my thing」などとやんわり「好きじゃないんだよね〜」という旨を伝えられるかどうかで、相手への印象も変わります。
言い方がわからないだけで、本当はもっと上手な言い方がしたかったのに〜と後悔するシーンは異文化コミュニケーションを行ううえで必然的に発生するので、会話の際、特に喧嘩中は火に油を注ぐ事態にならないよう「この言い方でニュアンス間違ってないかな」と一度冷静になって状況を判断するようにしましょう。
余談ですが、意外とこの行動を取ることで「あれ、いま言おうとしていることって私が本当に伝えたいことだっけ?」と、感情に左右されない建設的な発言をすることにもつながります。言い方を考えると論理的思考ができるので、実は一石二鳥です。
ニュアンスは映画に学ぼう
相手が何を伝えたいのかを把握することや、ニュアンスを含めて伝えたいことを言葉にする近道は、やはり彼との共通言語を勉強する以外に近道はありません。そしてニュアンスを学ぶことにおいて、残念ながら英語の参考書は強い味方にはなってくれません。
そこでおすすめする方法は、英語字幕の映画から生きた会話とリアクションを学び、日常生活で実践することです。ちょっと日本語だと恥ずかしい決めセリフも、英語でトライしてみては?
「どうして私ってこんなにできないのだろう」という悩みに陥ってしまいがちですが、ここで塞ぎ込んでしまうと前進は確実にできません。とにかくボディランゲージなどを駆使して彼との共通言語で会話をしていけば、おのずと明るい未来は待っています!
また、パートナーが日本に住む外国人で、日本語を共通言語として使用しているカップルは、さりげなく微妙なニュアンスの日本語を教えてあげて、言語と文化の理解をサポートしてあげましょう。
一番やってはいけないことは、身近であるパートナーが面倒臭がって間違いを訂正してあげないことです。