外国語のなかには、まるで日本語のように聞こえる言葉がたくさんあります。例えば、英語の「Water(水)」が「わら」に聞こえたり、「I got it(分かった)」が「あがり」に聞こえたりすることがありますよね。
逆もしかりで、外国人にとっては日本語が外国語に聞こえることも少なくありません。しかし、なかには日本語の意味とはまったく異なる場合がほとんど。言葉によっては海外で失礼にあたる、絶対にいってはいけない「NGワード」であるケースもすくなくないのです。
そこで今回は、日本語と似ているけど実は意味が異なる「要注意な外国語」をご紹介していきます。日本語でつい話してしまうと外国人に驚かれるような単語もあるので、恥をかかないためにも知っておくと便利かもしれませんよ。
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SEGA/イタリア語
テレビゲームはやりますか?任天堂の「ファミコン」「スーパーファミコン」世代の筆者としては、子どものころによくゲームを楽しんだ経験があります。
思い起こすソフトとしては、任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」、スクウェア・エニックスの「ドラゴンクエスト」、SEGA(セガ)の「ぷよぷよ」などが挙げられます。みなさんはいかがでしょうか。
SEGAに関しては、ソフトのみならず「セガサターン」というテレビゲーム機も、筆者が子どものころ家にあったと記憶しています。
このSEGA、かなり多くの人が知っている会社名だと思いますが、イタリアではちょっと要注意な響きを持つ言葉だとご存じですか?
『伊和中辞典<第2版>』(小学館)を見ると、segaは「のこぎり」という意味のイタリア語だと書かれています。「のこりぎ」は別に、何も要注意な響きを持たない気がしますが、どうなのでしょうか。
そもそも、のこぎりはどのように使いますか?何度も手を往復させて、木の板や枝を切る道具です。この何度も同じ動きをする手の様子が要注意。
イタリア語でsegaには、「自慰行為」の意味がこもるみたいですね。実際、『伊和中辞典<第2版>』にも俗語として「(男性の)自慰行為」と書かれています。
イタリア人の友人が日本に遊びに来たとき、「俺の家で一緒にSEGAをして遊ぼうぜ」と誘えば、ちょっと違う意味に聞こえてしまうかもしれません。異性の場合も、同性の場合も、さまざまな憶測を呼ぶ言葉です。ちょっと要注意ですね。