勘違いされちゃうかも。海外で日本人がいいそうな「NGワード」
加賀まりこ/スペイン語
女優の加賀まりこさんをご存じでしょうか?先ほどのSEGAと同じくらい、あるいは年代によってはSEGA以上に知名度の高い女優さんですよね。
過去の出演作一覧を見ましたが、あまりにも多すぎて、何を代表作と呼べばいいのか途方に暮れてしまうほど、映画にもテレビにも、バラエティ番組にも、テレビコマーシャルにも出演しています。
そうなると、海外から遊びに来た外国人と一緒にテレビを見ていて、「Who is she?」などと聞かれるかもしれません。まあ、そんなシチュエーションはよほど限られた人にしか訪れなさそうですが。
英語圏の人には「She is an actress and her name is Mariko Kaga.(彼女は女優で名前は加賀まりこだよ)」などと、答えると思います。
しかし、その友だちがスペイン人だった場合は、要注意。スペイン語で「Quien es ella?(彼女は誰ですか?)」と聞かれて、「Ella es Mariko Kaga.(彼女は加賀まりこです)」と答えると、一瞬スペイン人は言葉を詰まらせるかもしれません。
しかも、スペイン語とイタリア語は、とても似ています。会話相手のスペイン人がイタリア語にも詳しく、先ほどの「一緒に家でSEGAでもしよう」という誘いがあった上での会話だとすれば、そのスペイン人は疑心暗鬼になるかもしれません。
スペイン人にとっては、「Mariko Kaga」は「Maricon Cagar」、もしくは「Maricon Caca」に聞こえるそう。
『西和中辞典[第2版]』(小学館)によれば、Mariconは俗語で「ホモセクシャル、同性愛の男」という意味があり、 cagarは動詞で「(俗)くそをする、くそを垂れる」といった意味があると書かれています。一方のcacaは幼児語で「うんち」。
両者を組み合わせると「同性愛者(maricon)がくそをする(cagar)」だとか、「同性愛者のうんち(caca)」という意味になるのだとか。同性愛者のかたにも失礼ですし、下品な言葉なので、相手が誤解を覚える前に、日本語の意味を正確に伝えたいですね。
ちなみにブラジル人で世界的に有名な「カカ」という愛称のサッカー選手は、うんちを意味するcacaではなく、kakaとつづりを修正したのだとか。
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