【絶景】大海原でひとりぼっち。水中写真家が大好きな海で感じた寂しい思い
時間が経てば変化は起きてしまうもの。実際に、コロナ禍の前と後で大きな変化を実感したかたも多いのではないでしょうか。
メルマガ『【朝版】水中写真家・鍵井靖章<まいにち海中散歩>きょうの1枚をあなたに』の著者であり水中写真家の鍵井靖章さんも、海の中のお気に入りポイントで感じた変化や寂しさを絶景お写真と共にお話ししています。
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大好きな海の変化を前に感じた寂しい思い

私のお誕生日をたくさんのかたにお祝いしていただきました。本当に幸せ者です。また皆さんにいただいた幸せを還元できるように、日々頑張りますね。
写真は、ゲストのかたにカメラをお借りして撮影した1枚です。鍵井節ですね(笑)。

一つの案件で海の中の紫色の写真が少なくて、今回のテーマは紫色と決めていたのだけど、今日載せる写真の景色を見たとき、あ!!!!来年のカレンダーのマクロの写真が足りないから撮影しないと!と思い出して。カレンダーを意識して撮影した。
そんなこんなしてるけど、あまり何も考えずに海の中で写真を撮影できている時間は幸せ。

ラジャアンパットに無事に到着して1本。
とても魚影の濃い素晴らしいポイントだったのですが、なんかこれまでのイメージの添付の写真を超えられない…そんな1本目からうまく行くわけないのにね。
さて、さて、気を引き締めて写真家します。

ラジャアンパットの海は本当に御影が濃い。大きく見える世界でわっ!と写真は撮影できるけど、自分なりの視点でちゃんと撮影しないと。それにはまだ馴染んでないな…この海に…。
今日の写真は、今、鍵井がいる海はこんな感じですよ!って写真。これでも何種類の魚群がバラバラになっていたのをよきタイミングでまとめたんだけどね。それは撮影者の言い訳で、見る人には関係ないね(笑)。良い海です。

水中で2度ガイドさんから離れて海中でひとりぼっちになる。知らない海で海中の様子もわからない海で、やはり不安になりますね。撮影も集中できない…(笑)。
そ、ラジャアンパットにくる理由の一つにパッセージというポイントがあるの。そのポイントに潜るときだけ光が差したの。もう神、まじ神。
で、潜ったんだけどコロナ前とはやはり様子が違うね。少し荒廃していた。時間と共にいろんなことが変わっていきますね。変化は常だとわかっていても寂しいですね。
- image by:鍵井靖章
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