英語を話さないってホント?世界中から旅人が集まる国「フランス」への旅
世界有数の観光大国「フランス」。日本からの観光客数も多い憧れの国へ一生に一度は訪れてみたいと思っているかたも多いでしょう。実際に計画を立てている最中で、この記事に辿り着いたというかたもいらっしゃるかもしれませんね。
同じ地球上にあるとは思えない美しい街並み、繊細で美しいフランス料理にマルシェの活気、数々の名だたる芸術作品を有するフランスへの旅は、きっとあなたの人生観を変えてしまう経験になるはず。
今回はヨーロッパの観光大国「フランス」への初めての旅を考えているかたに、ぜひ知っておいてほしい基本情報を詰め込んでご紹介していきましょう。
フランスってどんな国?

日本国内に住んでいても、ニュースやメディアなどで強い存在感を感じさせる国「フランス」。正式名称では「フランス共和国」といいます。
南ヨーロッパに位置し、スペインやイタリア、ドイツなど名だたる国々に囲まれたフランスは、日本の1.5倍もの面積をもつ大きな国です。ヨーロッパの小さな国というイメージですが、実際は大きな国なのですね。
赤、青、白のトリコロールの国旗があまりにも有名なフランスは、EU諸国の中でも独特の存在感を放っているEU圏の中心となる国。フランス観光省の発表によると、2024年の国際観光客数が1億人越えの世界一を獲得するほどのまさに観光大国です。
日本からフランスへ行くには?

日本からフランスへは、フランスの首都である花の都パリに位置する「シャルル・ド・ゴール空港」への直行便が就航しています。フランスの地方都市への旅を計画していたとしても、まずはこのパリの空港に到着するというわけですね。

成田国際空港、羽田空港、そして関西国際空港からフランスの航空会社である「エールフランス」や「JAL」が直行便を飛ばしています。
直行便は価格が高くなるのだけがデメリット。乗り継ぎ便を利用すれば時間はかかりますが、格安で航空券を手に入れることもできます。
フライト時間は何時間?
日本からフランスへ直行便を利用すれば、約15時間のフライトです。乗り継ぎの場合はトランジットの時間にもよりますが、おおよそ17時間ほどと見ておけばよいでしょう。日本からはわりと遠い旅行先になりますね。
そのため、ヨーロッパ旅行は敷居が高いと思われがちですが、たった15時間~17時間のフライトで見たこともない新しい世界が待ち受けています。
フランスで話されている言葉は?

フランスで話されている言葉は、もちろんフランス語です。アフリカのいくつかの国々でも話されていますね。ほかにはカナダの一部、南半球のニューカレドニアなどでも使われている言葉です。
世界で一番美しい言語といわれるフランス語。日本語とはもちろんまったく違いますし、英語とも異なります。アルファベットが使われていますが、単語も読み方も異なるため、しっかりと勉強をしないとカタカナ読みでは通じません。個人でフランス旅行を計画しているかたにとって、最も心配なのはこの言語についてでしょう。
フランスは英語が通じないって本当?

言葉が心配なフランス。ネットが発展して情報が簡単に得られるようになる前から、「フランス人は英語を話してくれない」といわれているのを耳にしたことがあるのではないでしょうか。あるいは、「フランス人は冷たい」といわれているのを目にしたことがあるかもしれませんね。
私も初めてフランスを訪れたときにはこの情報を鵜呑みにしており、心配をしていましたが、これは間違った先入観だとすぐにわかりました。フランス、とくに地方都市へ足を伸ばしてみると、とても親切なかたが多いと感じます。

地図を持って立っていると「ボンジュール!どこへ行きたいの?」と英語で話しかけてくれたり、街のパン屋さんで数も数えられない私に親切に「これがおすすめ!」と教えてくれたり、中には「日本人ですか?」と日本語で話かけてくれたかたもいました。
実は「フランス人は冷たい」なんていわれているのは真実ではなく、一部の間違った情報が流されているんだなと感じます。
ただ!英語が通じにくいのは事実ですね。ホテルや駅でも英語を話せるかたに出会えたら、割りとラッキーかもしれません。英語を話せるかたを見つけたら、いろいろ聞いておいたほうがよいでしょう。