新型コロナウイルスの流行により、生活習慣を始めとした多くのことが変化した2020年。大小さまざまなストレスを感じて過ごす日常において、新型コロナウイルスはどのような影響をおよぼしたのでしょうか。
この度、メディプラス研究所と合同会社エンディアンが、全国の20~69歳の男女各5万人・計10万人の男女に「ココロの体力測定」調査を行い、結果から「ストレスオフ県ランキング2020」を発表しました。
新型コロナウイルスの流行前と後で変化があったのか、気になる結果をチェックしてみましょう。
男性は青森、女性は鳥取が首位に!
ストレスオフ県の男性版1位は「青森県」、女性版1位は「鳥取県」が獲得。青森県は昨年の2位から首位へ、鳥取県は3回目の1位獲得という、ともに輝かしい結果となりました。
厚生労働省のストレスチェックBを基準に計られる「ココロの体力測定」調査に着目しても、1位と全国とでは微小な差ではあるものの、新型コロナウイルスの脅威を経ても変わらない低ストレス値は大きな成果。
特に鳥取県は、自然に恵まれた環境の良さや元々の高いコミュニケーション文化に加え、県を挙げての「ストレスオフ推進」が行われているとのこと。これまでも行われていた努力や文化の維持が、この結果に繋がっているといえそうです。
新型コロナウイルスへの不安についてを見てみると、感染者数が1日数百人となっていた関東、特に東京・神奈川・千葉・埼玉などの首都圏では男性10.5%・女性15.6%が「ほとんどいつも不安」と回答しました。
リモートワークが推進されたり、外出自粛が要請されたりとさまざまな努力がなされていたものの、まだまだ現在も満員電車や混雑する街など「三密」となるタイミングは多々発生しているため、終息までは今後もストレスは継続すると考えられます。
一方、ストレスオフ値の首位だった青森男性と鳥取女性はそれぞれ6.2%と7.5%という、首都圏のほぼ半分という数字に。今年は新型コロナウイルスへの恐怖も、ストレスオフ値を上下する大きな要因となっています。
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