寒い冬を乗り切る!森の京都ジビエフェアに行こう!

“森の京都”と呼ばれている京都府中部の5市町(福知山市、綾部市、京丹波町、南丹市、亀岡市)は、森林が約80%を占めるエリアで、多くの野生鳥獣が生息しており、狩猟も盛んに行われています。

狩猟食肉「ジビエ」は、山野を駆け巡り自然の恵みと旨味がたっぷり詰まった食材として、近年注目を集めている食材。ジビエは、レストランなどで扱うところが増えてきたので、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

そんな森の京都でさまざまなジビエ料理がいただける、冬のグルメイベント「森の京都ジビエフェア」が今年も12月12日から開催されます!

ジビエってなぁに?

ジビエとはフランス語で、狩猟で捕獲した天然の野生鳥獣の食肉のことです。代表的なものとして野生のシカやイノシシが知られていますが、カモやキジ、野ウサギなど狩猟対象となる野生鳥獣にもあてはまります。

ジビエはとても繊細な食材。狩猟後すぐに適切な処理を行わないと美味しくいただけないのですが、近年ではこの狩猟後の処置方法が確立され、お店でも家庭でも美味しく食べられるようになり、今や私たちにとって身近な存在となりました。

何よりも高タンパク&低カロリー、鉄分たっぷりのヘルシー食材として女性を中心に人気が高まり、一躍世間の注目を集める食材となったのです。

代表的な3つのお肉の特徴は、以下の通りです。

  • ●シカ肉→カロリーは豚肉の半分ほどで、脂肪が少なく鉄分が豊富。貧血や冷え性予防に役立つ食材!
  • ●イノシシ肉→疲労回復に効果的なビタミンB群が豊富。コラーゲンも多いので美容にもオススメ。
  • ●カモ肉→シカやイノシシ同様、鉄分・ビタミンB群が豊富なことに加え、コレステロールを下げる効果が期待できる不飽和脂肪酸がたっぷり。
農村レストラン ふるる「舞鶴野菜と鹿の和ロースト」

ジビエは冬が旬と言われています。これは、国内で狩猟が解禁される期間が毎年11月15日~翌年2月15日まで(北海道以外)、京都では数が多く問題視されているシカ、イノシシについては3月15日まで延長すると定められており、新鮮なジビエはこの冬の期間に食べることが可能なのです。

ですが、実は現在、先述のとおり適切な狩猟・処置方法のおかげでジビエは1年中、美味しく食べることができます。


ジビエ=冬の印象が強いのは、冬に備えて栄養をためこみ脂がのった状態のイノシシが多いのと、お鍋の具材としてイノシシ肉やシカ肉が重宝されていることもあるようですね。

寒い冬、身も心もほっこりできるジビエのお鍋は最高のごちそうです。ちなみに、シカ肉は脂が少ないので女性にオススメだそうですよ。

ジビエ料理が楽しめる!森の京都ジビエフェアへ行こう!

京料理 松正「シェフのおまかせジビエコース」

「ジビエ、ちょっと食べてみたいな」って気持ちが湧いてきたかたに朗報です。

「森の京都」の魅力のひとつであるジビエをたくさんのかたに食べてもらおうと、京都府では12月12日(土)〜2021年2月11日(木・祝)の期間、「森の京都ジビエフェア」を開催します!

期間中、森の京都エリア(亀岡市、南丹市、京丹波町、福知山市、綾部市)と、舞鶴市にある飲食店49店舗で、オリジナルのジビエメニューを食べることができます!!

八光館「ぼたん鍋会席」

王道の「ぼたん鍋」はもちろん、イタリアンや和食、焼き肉や居酒屋まで、さまざまなジャンルのお店でそれぞれ、オリジナルのジビエ料理が提供されます。

イノシシ肉を使った「ぼたん鍋」でも、ほどよく脂がさした赤身のお肉「赤バラ」、コラーゲンたっぷりの「白バラ」とあるそうで、お店によって食べ比べしてみるのもよいかもしれませんね。

ロイヤルヒル「ココナッツカレー」

ほかにもスープやお蕎麦、お寿司に丼、カレーや京野菜とのコラボメニューなど、たくさんのジビエ料理が予定されています。

気になるジビエ料理があれば、今年は特にご自身で感染対策をしっかりとって、現地へ味わいに行ってくださいね!抽選で鹿肉ソーセージや京都ミニジビエギフトセットが当たるスタンプラリーも開催中です。

この冬、ぜひ楽しんでいただきたいイベント「森の京都ジビエフェア」。いま大注目のジビエを、たっぷりご堪能ください。

■■INFORMATION■■

第4回森の京都ジビエフェア
期間: 2020年12月12日(土)〜2021年2月11日(木・祝)
開催店舗:亀岡市、南丹市、京丹波町、福知山市、綾部市、舞鶴市の飲食店49店舗
問い合わせ
〈亀岡市、南丹市、京丹波町内の参加店舗について〉
0771-24-8430(京都府南丹広域振興局 地域連携・振興部 企画・連携推進課)

〈福知山市、綾部市、舞鶴市内の参加店舗について〉
0773-62-2508(京都府中丹広域振興局 農林商工部 農商工連携・推進課)

詳しい情報はホームページをチェックしてみてくださいね。

■■ジビエ監修■■

京丹波自然工房
ジビエを扱う食肉処理施設。2018年9月、衛生や流通管理が徹底されている「国産ジビエ認証施設」(農林水産省)第1号に認定。地域資源の活用としてのジビエの普及に務める。
TEL:0771-82-0802

鹿肉のかきうち

  • source:KYOTO SIDE
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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