それ、Hな言葉かも…日本人が海外でいいそうな「NGワード」

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おてて/イタリア語

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最後は、応用編です。これまでの学びを基に、意味を予想してみましょう。

先ほど、「おかか」が「o caca」と解釈されるとお伝えしました。では、「おてて つないで 野道を 行けば」の「おてて」をイタリア語でいうと、どのように聞こえるでしょうか?

この場合も「おてて」の「お」は等位接続詞で英語の「or」と同じ「o(または)」と聞こえるはずですよね。さらに「てて」は「tette」と聞こえる可能性が高いです。

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「tette(テッテ)」とは辞書を調べると、俗語で「乳房」「母乳」を意味すると分かります。ちなみに「seno(せーの)」も同じの意味、少しあらたまった響きに聞こえる言葉です。

つまり「Tette o Seno」(Tette または Seno)が女性の胸を意味するイタリア語なのだと整理できます。

仮にイタリア人の家族が日本に遊びに来て、あるいはイタリア人家族を訪ねてイタリアに出かけて、その家族で遊んでいるときに、子どもが転んでしまったとします。

手をすりむいて、泣いている子どもに、イタリア語が苦手なので英語を交えて「おてて、show me.」と声を掛けたら、ちょっと変な意味に聞こえてしまうわけですね。

今回は、何気ない日本語が外国ではちょっと変な風に聞こえてしまう例を紹介しましたが、意外な言葉も少なくありませんでしたね。

これらの言葉を話すシーンはかなり特殊な状況かもしれませんが、万が一のことを考えて注意したほうがいいでしょう。

そして新型コロナウイルス感染症が終息し、海外旅行に出かけられるようになったときには、「NGワード」として覚えておきたい言葉でもあります。

うっかり発言して相手を傷つけたり、誤解をあたえたりしてトラブルのもとにならないよう、外国人と交流する前には復習しておきたいですね。

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