なぜ音を立てて食べるの?外国人が日本で「残念」だと思ったこと

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コミュニケーションをとってくれない…

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最後は複数の外国人から寄せられた意見です。それは日本人の「コミュニケーション能力」について。

日本人は英語が苦手な国民だとは、世界で知られた常識らしく、一週回って別に母国語ではないのだから、できないでいいじゃないかという意見みたいです。

なのに、できないからといって道で声をかけると逃げたり、無視したり、コミュニケーションを放棄する姿勢については残念だと思うみたいです。

確かにいわれてみれば、別に英語ができなくても日本国内で外国人に話かけられているのですから、堂々としていればいいわけですよね。

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ふと、映画『タイタニック』でケイト・ウィンスレット扮するローズが、船内パーティーの場で酔っぱらいの誰かに話しかけれたとき、相手がしゃべっている言葉が理解できなくて、笑顔で「I can’t understand you.(あなたの言葉がわからないの)」的な言葉をいっていたシーンを思い出しました。

道を歩いていたら、外国人が「スマホ」を手に寄ってくる。そのときは逃げずに、堂々と日本語で「こんにちは」と対応し、本当にわからなければ「ごめん、わからない、あそこに交番があるから、行ってきな」と交番を指差してあげた方が、相手にとっては有益ですよね。

いわれてみると、言葉ができないこととコミュニケーションがとれないことは、違う状態だと気付かされます。海外旅行中はまだしも、日本で外国人に話しかけられたら、堂々と日本語で対応してあげればいいのです。

今回は、さまざまな外国人に、日本で「残念」だと思ったことについてお話を伺ってみました。なかには、私たち日本人でも「わかる」と思うこともあったのではないでしょうか。

もちろん、今回答えてくれた皆さんは生粋の日本好きで、これからも日本文化を積極的に理解していこうと考えているかたばかりでした。

育った国や環境が異なれば、慣れ親しんだマナーや文化が違うのも当たり前のこと。だからこそ自国と他国の異文化を楽しめるよう、「なぜそう思うのだろう」と、さまざまな視点を持っていきたいですね。

  • 参考:経済産業省「キャッシュレスの現状
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