新型コロナウイルスの流行が暗い影を落とした2020年。そんななか、緊急事態宣言の解除に伴って開始されたのが「Go Toトラベルキャンペーン」です。
中止される以前は1泊につき最大2万円と、場所によっては半額となる補助を使い旅行に出かけたというかたも多いのではないでしょうか。
この度、オンライン旅行メディアのトラベルズーが、国内会員を対象に「Go To Travelキャンペーン」について調査を実施。
利用の実態や、同キャンペーンが再開された場合やキャンペーン終了後の「アフターGoTo」まで、リアルな回答をチェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
「GoToキャンペーン」中に6回以上も旅立つ強者も。「アフターGoTo」でも同じ予算感?
国内旅行を年3.1回、海外旅行を1.6回行っているというトラベルズーの会員へ「2020年1~12月の期間中の国内旅行回数」について質問したところ、21.2%で「6回以上」が最多という結果に。コロナ禍においても、これまでと変わらず旅行へ出かけていることがわかりました。
そんななか、16.4%は「0回」と回答。最多の「6回以上」と数値に大幅な開きはなく、コロナ禍でのさまざまな要因はもちろんのこと、場合によっては感染を大きく拡大してしまうことにも繋がるため、旅行を断念したというかたも非常に多かったといえます。
続いて、2020年7月22日~12月27日の「Go To Travelキャンペーン」対象期間での「キャンペーンを利用した旅行回数を教えてください」という質問では、88.8%と9割近くが「はい」と回答する結果に。旅好きの方々にとって夢のような内容だったといえます。
キャンペーンを利用した旅行回数は、28.3%で「1回」が最も多く、続いて26.9%の「2回」、18.1%で「3回」、11.6%で「6回以上」、9.6%で「4回」という結果に。
7割が2回以上利用し、なかには「6回以上」と月に1回以上も旅行したかたも多くいることがわかりました。
「キャンペーンを利用して訪問した国内旅行の目的地は?」という質問では、「沖縄県(17.2%)」「京都府(17.0%)」と、国内の2大人気旅行地が僅差で上位に。
密になりづらい広大な土地が魅力の「北海道(15.7%)」や、伊豆などの人気温泉地もある「静岡県(15.7%)」の人気も高くなっています。
また、鎌倉や中華街などを要する「神奈川県(14.1%)」や、大自然にスキーリゾートも魅力の「長野県(11.2%)」、港町・神戸を持つ「兵庫県(11.0%)」も支持を獲得。
今後は、コロナ禍でも人気となった旅行地の共通点がさらに見えてくるかもしれません。
「キャンペーンはどのような旅行商品に利用しましたか?」という質問では、84.6%で「ホテル・旅館などへの宿泊」が最多に。
続いて、44.9%が「パッケージツアー商品(交通と宿泊がセット)」となりました。コロナ禍での旅行ということもあり、交通を伴わない近場での旅行がほとんどだったと推測されます。
「キャンペーンを適用した旅行で利用した交通手段」を見ても、68.0%でカーシェアやキャンピングカーなど「自家用車・レンタカー」が最多に。公共交通機関を避け、家族だけなどのプライベートな移動が叶う手段を利用したことがわかります。
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