卒業式の朝からシャンパンを飲む／スウェーデン
スウェーデンの高校の卒業式もユニークです。まず、卒業生は朝からクラスメイトとシャンパンを飲むのだとか。その勢いで学校に出向きます。この時点で法律の異なる日本では、ありえないですよね。
ちなみにスウェーデンでは、18歳から飲酒が認められています（購入に関しては3.5％以下のアルコールならOK）。
しかも卒業式では、びっくりするほどユニークな習慣もある様子。スウェーデンでは男女問わず、白いセーラー帽子を頭に載せた状態で、卒業生は式を終えると一斉に校舎から走り出してくるとの話。
さらにその門の前には、家族がアイドルの応援部隊のように控えていて、卒業生であるわが子（きょうだい）の幼少時代の写真を張り付けたプラカードを持って待機しているのだとか。
子どもは自分の写真を頼りに家族のもとに走り寄り、感謝とお祝いの言葉を交換するといいます。
びっくりは、終わりません。この後、卒業生はデコレーションされたバスやトラックに乗り込み、スポーツチームの凱旋パレードのように街中を走り回ります。
しかもこの間、音楽をかけ、表彰台に立ったF1のレーサーのように、シャンパンファイト（ビールかけ）するそう。
そして卒業式の数日前には、レッドカーペットが引かれる舞踏会が開かれ、卒業を控えた高校生たちがそれぞれのパートナーと舞踏会に出かけるのですね。
まさに卒業生はスターそのもの。ここまで楽しいイベントが高校生活の最後に待っていると思えば、卒業するまで頑張ろうという気持ちになれるかもしれませんね。