気軽に実行できて最大限の効果を発揮する気分転換方法として温泉の存在は大きいもの。とにかく無数の温泉が湧き出でる温泉大国日本において、この温泉を日々の生活に、人生に活用しない手はありません。
ということで、思いたったときが温泉日和。今回は日本全国の定番から穴場の温泉をめぐっている温泉マニアの筆者が、極上リラックを叶えるために、春にひとりで行きたい温泉をピックアップしてみました。
湯巡りが楽しい温泉地から混浴アリな宿、立ち寄り湯など、ぜひ参考にしてみてください。
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※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
思いたったら即!ひとりで行っても余裕で楽しい「温泉地」3選
3000年の歴史を訪ねる「道後温泉」(愛媛)
四国は松山を代表する温泉といえば「道後温泉」。『日本書紀』にも登場する日本三古湯のひとつで、その名前は全国的によーーーく知られた存在です。
四国というと関東圏や東北の人にはちょっと遠いイメージがありますが、大阪からは高速バスも運行されていますし、道後温泉は松山空港や松山駅からも近いので、思いのほかアクセス良好。LCCを利用すればとってもリーズナブルに遊びに行ける温泉地でもあるのです。
国の重要文化財の指定を受ける現役の公衆浴場である「道後温泉本館」を中心に、にぎやかな温泉街が広がるので、街歩きにも楽しく、ひとりで行っても全然退屈するなんてことはありません。
道後温泉本館でレトロこの上ない「神の湯」を浴び、外湯めぐりを楽しみながら土産物屋や飲食店がひしめく「道後ハイカラ通り」を闊歩。
名物スポット「坊ちゃんカラクリ時計」横の足湯でのんびりし、湯上りに地ビールなんていかがでしょうか。
温泉のデパート「登別温泉」で温泉三昧(北海道)
札幌、新千歳空港からアクセスのよい温泉といえば「登別温泉」が思い浮かびます。空港からは車で1時間の距離で高速リムジンバスも運行されているので、旅行者にとって実にアクセス良好な温泉地。
「石水停」「望楼NOGUCHI登別」「ホテルまほろば」など、札幌から送迎バスを運行している宿も少なくなく(空港便を運行している宿もあるので詳しくは調べてみてください)、行く気にさえなれば案外簡単に行けるのです。
登別温泉の魅力はなんといってもその泉質の豊富さで、硫黄泉、食塩泉、明ばん泉、芒硝泉(硫酸塩泉)、緑ばん泉、鉄泉、酸性鉄泉、重曹泉、ラジウム泉の9種類もの温泉が湧きいでます!
歩いてまわれる広さなので、公共浴場や宿の日帰り湯を利用すれば1泊2日でもじゅうぶん温泉三昧が可能です。
車があればアイヌ文化を学べるナショナルセンター「ウポポイ (民族共生象徴空間)」がある白老町までもたった30分の距離。空港行きのリムジンバスにも「ウポポイ」経由便があるので、温泉プラスアルファの旅も楽しめますよ!
贅沢な願望ビーチ×温泉を叶えてくれる「下田温泉」(静岡県)
東京駅から伊豆急行に乗って終点でたどり着く、静岡県伊豆・下田は真っ白な砂浜と、ここが本当に日本!?と疑いたくなる透明度抜群のビーチが密集するエリアです。温泉にプラスしてビーチを楽しみたい人や、海鮮グルメを堪能したいという人におすすめ。
1854年にペリーが来航したことで知られる下田の町は、なまこ壁や石造りの古い家屋が並ぶノスタルジックな雰囲気が魅力です。カフェや食事処も多いので、宿は素泊まりにして下田の夜を楽しむという選択もあり。
駅から一番近いビーチは鍋田浜ですが、その先に足を伸ばせば、サーフスポットでもある多々戸浜、入田浜、吉佐美大浜が続き、界隈にはおしゃれなカフェも点在するので、普段の温泉旅行とは違った散策が楽しめます。
ビーチと温泉の両方を贅沢にも堪能したいならオンザビーチの宿「下田大和館」や「浜辺の家 濤亭(とうてい)」で海を眺める休日を。旅館でおこもりステイ派なら下田の手前の蓮代寺温泉や南伊豆の下加茂温泉に宿を取るのもおすすめです。
また、「下田海中水族館」ではイルカとのふれあいを楽しめるプログラムもあるので、お好みによって観光のセレクションが広いのも魅力です。