旅行保険に注目も。コロナ禍で旅行者がもっとも「気にしている」ことは?

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世界中の動向を一気に変えてしまった新型コロナウイルス感染症。旅行はもちろんのこと、日常生活における外出でさえも制限がかかる事態となり、これまでの生活がいかに自由なものだったかを思い知ったという方も多いのではないでしょうか。

この度、旅行のプラットフォームである「Tripadvisor(R)」が、新型コロナウイルスに関し世界6カ国の旅行者を対象に行ってきたアンケートの結果を発表しました。

旅行者が最も気になること」「旅行を決める上で重要に思っていること」などを比較した内容を、早速チェックしてみましょう。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

流行当初と、意識には若干の変化が。旅行先は「近場」で密にならない場所が人気に

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新型コロナウイルスへの対応を本格的にしなければならないと誰もが自覚し始めた2020年4月。

緊急事態宣言の発令や外出自粛の日常化などが起こり、新型コロナウイルスへの懸念を聞くと、当時のアンケートでは「非常に心配している」がトップとなっていました。

現在では、時間の経過と共に「非常に心配している」の割合が低下。検査や対応策、withコロナ生活への慣れなど、感染予防対策ありきで行動することが普通になってきていることがわかります。

そんななか、外出自粛でより高まっているとも予想できる「旅行」への想いを調査すると、「すぐには行けなくても、私にとって旅行は重要だ」という質問への回答は6カ国とも7割前後となり、旅立ちたいという気持ちが沸々と湧いていることが伺えます。

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しかし、都道府県によって感染者数に違いがあり「感染を広げた」として風評被害にさらされたりと、県をまたぐことすら躊躇する事態も起きていることから、旅行先として検討されるのはほとんどが「近場」となっています。

近場への旅行」へ出かける予定を聞くと、「半年以内」という回答が今年4月の34%から50%へと増加。「3カ月以内」も12%増加しています。


「感染を広げないようにしよう」という意識の高まりと「旅行へ行きたい」という気持ちを合わせると、近場へのプチトリップはベストな選択といえそうです。

近場で「ステイ」する「バケーション」という考えから生まれた造語「ステイケーション」もじわじわと浸透。調査でも伸びています。

身近で過ごすために、自身の住む都道府県内で旅行気分を味わえる場所を改めて開拓してみたり、住んでいる場所の魅力を再発見してみたりと、意識に変化が起きているように感じる方も多いのではないでしょうか。

加えて、旅行を計画する際に「次はこれまで以上に念入りに調べる」という回答は55%にのぼり、新型コロナウイルスの感染予防対策としてどのような対応が取られているか、また過ごしやすいかなどを慎重に調べていることがわかりました。

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新型コロナウイルスが終息に向かってゆく「アフターコロナ」と呼ばれる今後にする旅行において重視する部分を聞くと「人混みを避けることができること(49%)」がトップとなりました。

ソーシャルディスタンスへの意識の高まりに加え、最も感染予防対策となる選択肢だといえます。

続いて、旅行先の地域における「感染者数」を重視するという回答が挙がっていますが、こちらは2020年4月調査時の54%から42%へと、12%下がっていることも判明。

新型コロナウイルスへの対策が行き届き、少しずつでも収束の兆しが見えていることや、個人個人が感染予防対策を行うことが普通になってきていることで、流行当初よりウィルスそのものへの恐れがおさまりつつあるのかもしれません。

旅行先や内容についても、「アウトドア」「自然散策」「ドライブ」など、密にならず十分な距離が取れることや、換気が必要のない空気のきれいな自然のなかで楽しむ旅行スタイルへのニーズが増加しています。

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