「もったいない」はもう古い?海外で通じる意外な日本語ランキング

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「台湾」で通じる意外な日本語とは?

今回はさまざまな海外で意味が通じる、意外な「日本語ランキング」をご紹介してきましたが、他にも外国で通じる言葉があるようです。

そこで実際に、日本からもほど近い台湾出身のファン(仮名)さんに、ランクインしていた日本語について質問してみました。

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ライター赤池(以下・赤池):台湾と日本は漢字圏ですから、なんとなく文字を読んで言葉の意味を理解することってありますよね。

ファンさん(以下・ファン):ありますね。この前、日本人の友だちと話しているときに知ったんですが、「陰毛」って台湾でもそのまま通じるんですよ。正確には「インマオ」といいますが、まったく同じ意味の言葉ですね。

赤池音読みだと意外と通じることってありますよね。ちなみに今回のランキングのなかで、台湾でも浸透している日本語はありましたか?

ファン:結構たくさんありました!日本のアニメやマンガは台湾で大人気なので、結構詳しい人も多いと思います。「ドラえもん」と「セーラームーン」は常識ですかね。でも「セーラームーン」に関しては、このタイトルでは放送されていなかったと思います。

赤池:「カラオケ」とかも当たり前のように通じそうですね。

ファン:そうですね、通じます。台湾のカラオケは日本と一緒で部屋で歌うことが一般的です。でもフリータイムはありません。ほとんどのところが1時間◯円という料金設定になっていますね。ちなみにドリンクの注文では箱のビールを頼みます(笑)

赤池:ランキングのほかに、台湾で使われている日本語とかはありますか?

ファン:結構多いですよ。例えば「がんばって」とか「大丈夫」、「気持ち」という日本語は台湾でも使われています。意味も同じですね。

ほかには「あたまコンクリ」という言葉もあって、「頭がかたい」という意味ですね。いまどきの若い子は使いませんが、実は昔から使われています。

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ファン:あと、台湾では『ワンピース』がとても人気です。その作中に出てくる「天竜人(てんりゅうびと)」という架空の設定から、「お金持ち=天竜人(天龍人)」ということがありますね。

他にも作家・村上春樹さんの造語である「小確幸(しょうかっこう)」も使いますよ。「小さいけれど確かな幸せ」という言葉の略語です。

このように台湾では、同じ意味で使われている日本語がたくさんある様子。とくに日本人漫画家・作家による影響が大きいようですね。

今回のランキングでは日本のカルチャーや深刻な社会問題まで、幅広い言葉がランクインしていました。

私たちがいつも使う日本語が浸透していることは少し不思議な気持ちになりますが、誇れる文化や素敵なカルチャーが言葉とともに世界へ広がっていくと、より日本の素晴らしさが伝わっていくのではないでしょうか。

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