「日本三大〇〇」というスポットをよく耳にしませんか?日本三大渓谷、日本三大ダム、日本三大祭り、日本三大朝市などなど、観光地からイベントまでさまざまな名所が並びます。
これらの三大名所はあまり変動することがありませんが、ものによっては選出されていなかった場所が台頭してくることも。
そのひとつが「日本三大夜景」です。夜景という比較的多くの場所で見られるものなので、日本三大夜景には数多くの候補地があります。
その中で「新日本三大夜景」のひとつに選ばれたのが北九州市の「皿倉山」です。今回はその魅力あふれる夜景についてご紹介します!
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
新日本三大夜景とは?
新日本三大夜景は、「新」という言葉が付いていることから分かる通り比較的近年に選出されたものです。
2003年に新日本三大夜景・夜景100選事務局により「皿倉山(福岡県)」「笛吹川フルーツ公園(山梨県)」「若草山(奈良県)」の3つが選ばれました。
夜景で有名な函館、神戸、長崎などは以前の「日本三大夜景」のもの。新しいものは福岡、山梨、奈良というわけです。
新日本三大夜景の選出基準は
- ・整備されており、観光客が訪れやすいこと
- ・展望施設として一般開放されていること
- ・都市部に比較的近いこと
- ・もちろん美しい夜景があること
などが上げられます。観光の際に気軽に立ち寄れるのはもちろん、夜景を目的とした旅にもぴったりな場所が選出されました。
皿倉山は新幹線の停車する小倉駅からほど近く、観光客も多く、ケーブルカーで登ったり自家用車で訪れることも可能。新日本三大夜景の選定基準にぴったりの場所となっています。
「皿倉山」の魅力・みどころは?
皿倉山は「北九州国定公園」の一部で、周囲の山々と連なる「帆柱連山」のひとつです。
新三大夜景に選出されたことで全国的に知られるようになりましたが、実は以前から北九州市の夜景スポットとして人気を集めていました。
「100億ドルの夜景」と呼ばれており、山頂からはまばゆい光の海を眺めることができます。北九州一の夜景スポット、皿倉山の魅力やみどころに迫ってみましょう。
スケールの大きな夜景!
皿倉山の魅力はやはりスケールの大きな夜景。標高622mの皿倉山の山頂から見下ろす北九州市街地の姿は、圧巻の美しさです。
180度に及ぶワイドな夜景はなかなか見られるものではありません。遮るもののなにもない山頂だからこその特徴です。
工業地帯でもある北九州市の夜景は複雑かつ洗練されたもの。街の光にまぎれて、重厚な工場夜景を見ることもできます。
市街地だけでなく、遠くには港やライトアップされている若戸大橋などメリハリのある夜景鑑賞ができますよ。
霧のない晴れた日であれば、下関方面まで見えることも。ただの光ではない、人の動きによって姿を変える生きた夜景が楽しめます。
ケーブルカーで山頂に登れる
皿倉山の大きな魅力のひとつにアクセスの良さが上げられます。
きれいな夜景が見える山の頂と聞くと、どうしても体力的に大変な登山であったり細い山道を登って行かなければいけないのでは?と思ってしまいますよね。皿倉山はそのような夜景にたどり着くまでのすべての労力が取り除かれています。
皿倉山には、麓から山頂手前までを繋ぐ「皿倉山ケーブルカー」が走っています。木々の間を縫うように走っていくケーブルカーは迫力満点!「これを登るの?」というような急勾配をスイスイと登って行きます。
全面ガラス張りのケーブルカーの車窓からは、豊かな木々のようすや木々の間から顔を出す北九州市街地が楽しめます。乗車時間たった6分で「山頂駅」に到着しますよ。
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