新型コロナウイルスの大流行により、壊滅的な影響を受けた旅行業界。日本を訪れる外国人観光客も消滅状態となっています。コロナ禍前を振り返ってみると、ジワジワと増加傾向にあったのが「タイ」からの訪日観光客でした。
2019年には131万人が訪れていたという訪日タイ人たちは、今後の旅行需要が回復したとき、どこへ足を運びたいと考えているのでしょうか。
日本に関心を持つタイ人が回答した「タイ人の訪日旅行に関する意向調査」から、「訪日タイ人の人気観光地ランキング2021」をチェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本を代表する人気観光地が集結!
第10位 東京スカイツリー
10位にランクインしたのは、2012年の完成以来、東京を飾る華やかなランドマークのひとつとなった「東京スカイツリー」。今回の人気ランキングでは初となるトップ10入りを果たしました。
ファッションやグルメだけでなく、世界的人気コンテンツの「ポケットモンスター」をはじめとしたさまざまなコンテンツがバランス良く集結したショッピングモール「東京スカイツリータウン」があることも人気の秘訣。
東京を一望できる展望台や、天候の悪い日や猛暑でも満喫できる水族館などもあり、東京を代表する人気観光都市の浅草に近いことも大きなメリット。駅と直結しているため、迷うことなくアクセスできるのも魅力です。
第9位 東京タワー
9位にランクインしたのは、その仕事を東京スカイツリーへと移行してからも観光スポットとして大人気の「東京タワー」でした。昼夜問わず風景に映える真っ赤なタワーのビジュアルが、今も昔も変わらない東京の象徴として君臨しています。
海外から訪れる観光客にとってもそれは変わらずに、国を問わず必ず訪れたい東京の名所として多く認識されています。観光パンフレットなどにも多く掲載されていることから、知名度も高くなっています。
下町にあるスカイツリーと違い、港区という場所も東京の中心地といった雰囲気を盛り上げてくれる立地。
お土産や飲食店も充実しており、「メインデッキ」と「トップデッキ」の2カ所を完備した展望台も人気を集めています。
第8位 上高地
長野県松本市の山岳景勝地「上高地」が8位にランクイン。標高約1,500mの場所に位置し、国の特別名勝、特別天然記念物に指定され、中部山岳国立公園の一角を成す美しい山岳地帯です。
人気の理由は、都心からも比較的アクセスしやすいロケーションであることに加え、何度訪れても魅了されてしまう、突出した大自然の壮麗さにあります。
雄大な「穂高連峰」を皮切りに、鏡のような湖面が美しい「田代湿原」や、原生林とのコラボレーションが広がる「岳沢湿原」、神域と名高い「明神池」、アクセスの拠点となる「河童橋」など、数え切れないほどの見どころにあふれています。
- スポット詳細記事
- >>>日本にもこんなところがあったのか!外国人も驚く「上高地」の美しさ
第7位 浅草寺
平安時代に創建されたと伝わる浅草のシンボル「浅草寺」が7位にランクインしました。
巨大な提灯が下がる「雷門」や、本堂へ続く参道に土産物店が広がる「仲見世通り」など、季節や時間を問わず常に多くの人で賑わいを見せているスポットです。
さらに、国の重要文化財に指定されている「二天門」、本殿が重要文化財となっている「浅草神社」、国の名勝である「伝法院」、東京都指定有形文化財で境内最古の建物となる「六角堂」など貴重な建造物や、国宝「法華経(浅草寺経)」も所蔵されています。
夜間にはLEDライトアップも行われ、ますます幻想的な光景に。参拝することも可能で、その美麗さは日本夜景遺産にも指定されるほど。時間を問わずに華麗な姿を拝むことができることも、観光客からの人気を集めています。
第6位 大阪城
6位にランクインしたのは、豊臣秀吉がその威厳を賭けて築き上げた名城「大阪城」です。
その見事な姿は太閤・秀吉によるものがベースとなっているものの、ほとんどが破壊されていたことから、江戸幕府の第二代将軍・徳川秀忠が再び築き上げたものとなっています。
「日本三名城」や「日本100名城」にも数えられ、周辺の一帯は「大阪城公園」として多くの人が集うエリアでもあり、毎年5月には盛大な「アメージング・タイフェスティバル」が開かれているなど、タイから訪れた人にとっても必訪といえる場所。
見学可能な天守閣には、年間250万人を超える入館者が訪れ、そのうち6割が外国人観光客と、タイからの旅行者以外にも非常に人気の高い観光スポットである大阪城。日本らしい風景を撮影することもできるお城は、外せない名所といえそうです。
Page: 1 2