2021年7月23日から始まった「2020東京オリンピック競技大会」(以下、東京オリンピック)も、8月8日に閉会式を迎えました。数々の熱戦を見ることで、ステイホームで溜まったストレスも少し解消できた…というかたもいるのではないでしょうか。8月24日(火)からスタートする東京パラリンピックも楽しみですね。
さて、オリンピックとなると毎回(ひっそり?)話題に上がるのが、選手村での「コンドーム」(以下、ゴム)の配布について。2016年に開催されたリオデジャネイロ五輪では、参加する選手・役員たちに配られるゴムの数が、史上最多の約45万個にものぼったそう。
2012年のロンドン五輪のときは約15万個、2008年の北京五輪では約10万個なので、その数は3倍以上。ちなみに45万個の内訳は男性用が35万個、女性用が10万個とのことで、海外では女性用ゴムが浸透していることがわかりますね。
これらはあくまで選手村での使用を前提にしたものではなく、各国のトップアスリートたちがゴムの提供をきっかけに、より性感染症予防の重要性や感染症対策としてのゴムの使用についての理解促進や、母国に持ち帰って啓発に協力してもらうことを目的としています。
ここでふと気になったのが、「海外でゴムって共通で通じるの?」ということ。日本でもコンドームという一般名称は広く知られていますが、どう呼んでる?と聞いてみれば「ゴム」「アレ」「うすうす」「メガ」「帽子」「コンドーさん」などさまざま。日本だけでこんなに違うのであれば、国ごとに意外な呼び名もあるのではないでしょうか?
そこで今回は、世界のちょっぴり不思議で面白い「ゴム」の呼び方とあわせて、意外なベッドタイム事情や夜のお誘いワードをご紹介。アフターコロナで海外旅行、そこで突然訪れるアバンチュール…そんな甘いひとときに備えて、ぜひチェックしてみてください。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけや接触を推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
防弾チョッキ/香港
香港では、「防弾チョッキ」と勇ましい呼び名で呼ばれています。タマを防ぐという少し意味深な表現を使用されていますが、面白さも感じるユーモアあふれる表現ですね。
ちなみに、諸外国からも「香港の避妊具の表現は面白い」と声が上がるほど、有名な呼び名なんだそう。避妊具自体の品質も高く、防弾ジョッキのように、女性を守る役割を果たしているようですよ。
イギリスのレインコート/フランス
フランスでは、なんとゴムのことを「イギリスのレインコート」と呼ぶんだとか。その理由は、その当時フランスとイギリスの国の情勢があまりうまくいってなかったことから、皮肉を込めて呼び出しだそう。
フランスの手紙/イギリス
一方、フランスでもイギリスを皮肉るため、ゴムは「フランスの手紙」と呼ばれています。皮肉のセンスが高い!
ちなみにイギリスは避妊道具の先進国ともいわれており、避妊用ピルなども日本と比べ手軽に、そして無料で手に入れることができるんだとか。また大学などのキャンパス内では、廊下に避妊具が置いてある棚が設置されているところもあるそうです。