外国人とケンカに!?日本ではOKだけど海外ではNGな「ダメジェスチャー」

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日本では当たり前のように使っているハンドサインジェスチャー。例えば、「こんにちは」と片手を上げる動作や、手でキツネをつくる仕草だとか、いろんなジェスチャーがありますよね。

しかし、何気ない仕草が海外ではネガティブな印象で受け取られてしまうことがあります。

今回は、日本ではOKだけど海外ではNGな「ダメジェスチャー」についてご紹介。「待って」と手を広げるポーズだとか、「いいね」のハンドサインだとか、意外なものもたくさんありました。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

「待って」のポーズ

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例えば、交通量の激しい国道を挟んで皆さんと友だちが横断歩道を前に向かい合っていたとします。歩行者用信号機は赤色です。皆さんの友だちは車の切れ目を見計らって、信号を無視してこちらに渡ってこようとしています。

「ちょっと待って(青信号になったらこちらが行くから)」と伝える際、どのようにジェスチャーしますか?5本の指を広げ手のひらを相手に向けて「待って」というポーズをとると思います。

しかしこの「待って」のポーズ、海外ではちょっと異なる意味を持つケースがあります。例えばギリシャですね。ギリシャでは「待って」のポーズが相手を侮辱するハンドサインのひとつ。

英語にすると「mountza」「moutza」といった感じです。カタカナ表記で音写すると「ムンザ」「ムザ」でしょうか。

ギリシャ議会に抗議する人々。image by:Ggia, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

伝統的なハンドジェスチャーとして、この「ムンザ」はギリシャで使われています。

目の前の相手に示す場合は、指を広げ手のひらを相手の顔の前に突き出す、群衆の一員として壇上の政治家などに示す場合は、手を頭上に上げて手のひらを壇上に示します。


米『シカゴトリビューン』のコラムニストが、アメリカにあるギリシャ料理店でインタビューし、料理人たちが「ムンザ」を「Go to hell」の意味だと伝える動画がYouTube上にも公開されていました。

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ただ、歩行者用信号機の赤信号のピクトグラムとして「待って」のポーズがアメリカでは使われています。ギリシャ系の移民もアメリカは多いです。

ギリシャ系の移民をルーツに持つ人が世界で最も多い国はアメリカで、およそ300万人以上の3世・4世が暮らしているとの情報もあります。毎回の横断のたびにギリシャ系の人たちは、内心で別の意味を感じているのかもしれませんね。

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