外国人とケンカに!?日本ではOKだけど海外ではNGな「ダメジェスチャー」

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足の裏を見せて座る

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最後は反射的に脚を組む習慣のある人が要注意な話題です。

ジェスチャーではないのですが、脚を組む、結果として足の裏を見せる行為が失礼だと解釈される国が世界にはあります。

もちろん日本で「足の裏」はそれほど好意的に受け取られていません。「足の裏を向けて寝られない」といった言葉がありますよね?

江戸時代のどこかの藩の藩主が(かつての)敵の暮らす江戸に向けて、密かに足の裏を向けて寝ていたなどのエピソードを、司馬遼太郎さんの時代小説で読んだ記憶もあります。

脚を組む動作もそれほど好意的に日本では受け止められません。目上の人の前で脚を机に投げ出し、足の裏を見せる行為は無礼に当たります。

足で物を引き寄せたり、足で引き出しを閉じたりする人がいれば、周りから礼儀知らずとみなされるはずです。

ある意味で日本人にも足の裏を見せる行為には慎重な文化があるのですが、その意識を徹底した感覚を持つ国々があります。

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例えばインドタイですね。ビジネスのセッションの場で打ち解けた雰囲気を出すために脚を組んだため、目の前に座る年配のインド人が怒って途中で離席してしまったと語る人も筆者の知人にはいるくらいです。

仏前に足の裏を見せて座る行為はタイでも好ましくないとされています。足の裏が「不浄」とされているからですね。

新型コロナウイルス感染症の影響が終息して再び外国へ行けるようなったら注意したいところ。

もちろん日本にいながらでも、例えばインド人が営むレストランに入店したときなどは、テーブルの下に落ちたスプーンに手が届かないからといって、足で引き寄せるような行為にはくれぐれも注意したいですね。

そして相手への配慮を忘れずに、お互いの文化を理解していくと、日本にいながらも異文化を楽しめるはずですよ。

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