静岡県の伊豆半島東端に位置する「城ケ崎海岸」は、雄大な景色と吊り橋のスリルを味わうことができる場所として有名ですが、魅力的なスポットが多い伊豆半島だからこそ、意外と行ったことがない…という人もいるかもしれません。
かくいう筆者も、伊豆半島を何度も訪れ、主要道路を使っての一周などもしたことがありますが、“名前は知っているけど行ったことはない”という人のひとり。そこで今回は、緊急事態宣言解除後の城ケ崎海岸へ、ようやく足を運んでみました。
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定番の吊り橋は「城ケ崎海岸」であって「城ケ崎」ではない?
城ケ崎海岸について聞いたり見たりしたことがある方なら、最初に思い浮かぶのが吊り橋ではないでしょうか。この吊り橋は「門脇吊橋」といい、高さ23m、長さ48mもあるそうです。
このあたり一帯は国立公園として指定されているため、それが景勝地の代表的な名称として知られるようになり、城ケ崎海岸と呼ばれるようになっているのですが、実際は細かく地名が分けられています。
有名な吊り橋や、灯台「門脇埼灯台」があるあたりの地名は、その名称通り門脇崎といいます。ちなみに灯台は陸にある建築物なので、崎ではなく埼を使うそうです
実際に門脇吊橋をわたってみましたが、思っていたよりも揺れないなというのが正直な感想です。吊り橋そのものが観光地となっている場所なので、高い安全率を考慮した耐荷重を備えているということなのでしょう。
数年前までは吊り橋の案内板に定員100人と書かれていたようなのですが、現在の案内板にはそういった記載はありませんでした。
実際に100人乗ることはあまりないのでしょうが、子ども100人と大人100人とではその荷重は倍以上違うでしょうし、60kg台の人と100kg台の人とでも大きく違ってくるので、一概に100人とするのは危険という判断だったのかもしれませんね。