絶景の吊り橋は外せない!雄大な景色にロマンを感じる「城ケ崎海岸」

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2021/11/17

吊り橋からの景色は、自然の神秘を感じる陸側もおすすめ

門脇吊橋から見た陸側の様子。image by:梅原慎治

吊り橋から見る海が雄大なものであることは確かだったのですが、それよりも筆者が驚いたのは、陸側の景色です。陸側の駐車場(城ケ崎海岸駐車場:伊東市門脇駐車場)の脇にある展望台の下側の崖が、波の力によって大きく削られていたのです。

写真上側に見える小さな柵のような部分が展望台です。比較すると削られた穴の大きさが判りますね。

吊り橋がかけられている場所は、陸側ほど岩間が狭まるような地形となっています。そのため広い入口側から狭い奥側へ入り込んだ波が中央で重なりあって岩へ叩きつけられるのか、その削られ方がまるで観音掘りのような雰囲気に。不思議さと奇妙な驚きを感じました。

門脇埼灯台。image by:梅原慎治
灯台の入口部。image by:梅原慎治

門脇埼灯台の展望室からは、伊豆七島や天城連山を望むことができるほか、城ケ崎海岸一体の地形を形成したと言われる大室山も見られるとのことですが、緊急事態宣言解除後の10月3日時点では新型コロナウィルスの影響により展望室は閉鎖されており、残念ながら塔内に入ることはできませんでした。

城ケ崎海岸の岩場から下をのぞいた景色。image by:梅原慎治

ちなみに伊豆半島ジオパークによると、このあたり一帯の地形は約4000年前に大室山が噴火した際に流れ出した溶岩によってできたといわれているそう。西暦でいうといまは2021年なので、紀元前で約2000年…気の遠くなるような長い歴史です。

しかし伊豆半島自体は約60万年前に半島の形となり、約20万年前にはほぼ現在の形になっていたといわれているので、人間にとっては気の遠くなるような年月が経っているこの地では、比較的新しい地形ということになりますね。

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