大迫力の名爆!本当は教えたくない、伊豆の穴場「萬城の滝キャンプ場」へ

image by:梅原慎治

オートキャンプ場っぽさも推しのひとつ

近年人気のキャンプ場は、車やバイクをサイト内に乗り入れ、テントやバンガローの脇に車やバイクを置く事ができる、いわゆるオートキャンプ場であることが多いようです。

バンガローサイト。バンガローのすぐ脇に車を停めることができます。image by:梅原慎治

同施設はオートキャンプ場ではないのですが、バンガローサイトには個々に駐車スペースが設けられているため、利便性がとても良い点が特徴です。

駐車スペースからテントまでの距離が非常に近いので、オートキャンプ場気分を味わえます。image by:梅原慎治

今回私が利用させていただいたテントサイトも、駐車スペースからテント区画までの距離がとても近いため、ほぼオートキャンプといった気分を味わう事ができました。

ちなみに今回利用させていただいたテントサイトは管理棟から坂道を下ったところで、バンガローサイトの下側に位置するBサイトというところ。萬城の滝キャンプ場のテントサイトとしては、1つの区画が最も広いサイトです(1区画のスペースは、約5m×約7m)。広い炊事場と綺麗なトイレも歩いてすぐの位置にあります。

自由と自然を満喫のキャンプ時間

区画毎に盛土され、テントが張りやすいように平に整地されています。image by:梅原慎治

今回はソロキャンプなので、2人用の小さなテントと、朝露除けのためのミニタープを張る事としました。雨除けのためのフライシートが付属されているテントなのでテントを張るだけでも良かったのですが、タープを張るとキャンプらしさがグっと増す感じがして良いんですよね。

キャンプといえば、やっぱり焚火!image by:梅原慎治
シンプルなおつまみ。image by:梅原慎治

夕食はシンプルに肉と魚介(ステーキ肉とホタテ)、そして少々のお酒で済ませました。キャンプ飯を楽しみの1つとする方も多いのですが、私的には1人の時、しかもキャンツーでは、なるべく荷物を減らし手間のかからない食事とするのが良いなと考えています。

美しく迫力あふれる萬城の滝

萬城の滝。image by:梅原慎治

贅沢といえば、ここ「萬城の滝キャンプ場」はその名の通り萬城の滝に隣接しており、滝や近くの沢を流れる水の音が聞こえてきて、自然のBGMを満喫することができるのです。

萬城の滝の落ち口。image by:梅原慎治

萬城の滝は伊豆市の指定文化財とされている名瀑。取材日は前日に台風が接近した影響で、豊富な水量で迫力満点の滝を見ることができました。

見どころは、せり出した玄武岩の柱状摂理(ちゅうじょうせつり)の影響により、滝の裏側に空間ができているところです。昔は滝の裏側を見に行くこともできたようですが、現在は崩落の危険性があるため侵入禁止となっていました。

裏側へのルートは、進入禁止になっていました。image by:梅原慎治

ちなみに柱状摂理というのは、溶岩やマグマが冷え固まる際に生じる地質構造です。伊豆半島といえば火山の噴火とプレートの移動によって形成されたことが有名。

そのためこの萬城の滝の柱状摂理は、伊豆半島の原始的な地層を見ることができるジオサイトのひとつといっても過言ではないのではないでしょうか。

迫力の滝や沢遊びも楽しめて施設内容もそろっており、ちょっとしたオートキャンプ気分も味わうことができる、萬城の滝キャンプ場。ちなみに山間のキャンプ場ではありますが、冬季休業などは無く、通年営業しているとのこと。

コロナ禍のストレス解消に、この冬は名爆のそばの穴場キャンプ場で、ゆったりと自然に身を任せてみてはいかがでしょうか。

  • 萬城の滝キャンプ場
  • 静岡県伊豆市地蔵堂776-1
  • 0558-83-2654(予約)
  • 修善寺駅から伊豆箱根バス約40分「地蔵堂バス停」下車、徒歩約15分
  • 入場料:中学生以上220円、小学生110円、小学生未満無料/キャンプサイト利用料:宿泊1泊2,750円(11:00~翌10:00)、休憩550円(10:00~15:00まで5時間)/バンガローサイト利用料:宿泊6,600円(11:00~翌10:00)、休憩2,200円(10:00~15:00まで5時間)/体験棟利用料3,850円(9:00~15:00)
  • 宿泊:チェックイン11:00〜16:00、チェックアウト〜10:00/日帰り10:00〜15:00
  • 萬城の滝キャンプ場-伊豆市
  • 駐車場:無料
  • image by:梅原慎治
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  • ※記事内に一部誤字があり、修正しました。(2021/12/3)
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