無料サービスが神レベル。話題のガチ中華「海底撈火鍋」がスゴすぎる…!

山椒のスパイスの効いた麻辣スープは、温まると香ばしい香りを放ちます。image by:岡田すみえ

日本でも話題沸騰中の「ガチ中華」と呼ばれる、中国本土で人気を集める名店の数々。とくに日本でも定着しだした「火鍋」は、本格的な味を楽しめるだけでなく、お店によっては個性豊かなサービスが展開されていることも。

そこで今回は中国最大の火鍋チェーン店「海底撈火鍋(ハイディラオフゥオグゥオ)」をご紹介。同店が日本にもあるということで、上海在住時に通った懐かしさもあり、さっそく行ってみました。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

リアル中国?話題の「海底撈火鍋」とは

ビルの看板。image by:岡田すみえ

今回訪れたお店の場所は、池袋駅から徒歩で約4分のところにあるビルの5・6階。池袋店は、中国で人気の火鍋屋「海底撈火鍋」が日本第一号店としてオープンしました。

いまでは、新宿や上野、大阪心斎橋など、全国各地にも展開中。店内は中国人スタッフばかりで、本場中国にいるような雰囲気です。

この海底撈火鍋は、上海の火鍋店のなかでも断トツの有名店。確かな味に安くておいしく、中国一ともいわれる(?)きめ細やかなサービスなどが人気となっているチェーン店です。

中国では季節を問わず人気がある料理といわれる火鍋は、まさにソウルフード。では、沢山の人に支持されている海底撈火鍋をじっくりとご紹介していきます。

火鍋って、辛いだけなの?

image by:Shutterstock.com

まずは「火鍋(フゥオグゥオ/ひなべ)」について。火鍋は中国人の食文化で広く知られる辛味の強い鍋料理です。内モンゴルの羊肉料理として発祥したものが、中国大陸に広まり、華僑により中国大陸を超え幅広く広まりました。

現在普及している火鍋は、金属製の丸鍋を使うものや、中央を太極の陰陽に見立てて仕切ったスタイル「鴛鴦火鍋(ユエンヤンフゥオグゥオ)」の2色鍋といわれる形式が多くみられます。

中国の火鍋は、白濁のスープと唐辛子や山椒など調味料が沢山入った辛い味付けの麻棘スープの2種類を別々に煮たてて好きな具材を入れ、タレをつけて食べるのが一般的です。


例えるなら、野菜や肉、海鮮を使ったしゃぶしゃぶのようなもの。麻棘スープは、ただ辛いだけではなく、コクがあり素材の旨みが豊かなので、虜になること間違いなしです。

今回訪れた海底撈火鍋は、1994年に創立された四川風味火鍋をメインとするお店で、各地の火鍋の特徴を取り入れた大型の直営飲食チェーン店です。

四川省簡陽市海底撈飲食有限株式会社が運営する同店は中国大陸を始め、アメリカ、シンガポール、韓国を含め100店舗以上が展開されています。

image by:岡田すみえ

中国大陸にあるお店は一般的に黒と赤を基調としたモダンな雰囲気で、広い店内は洗練されたインテリアに囲まれており、大きいテーブルで火鍋を味わいます。

営業時間は、上海では夜中まで、または24時間営業のお店も存在しているので、よく深夜の時間帯で火鍋を頂いていました。

また、こちらのサービスが特徴的で、中国では神レベルといわれています。その過剰すぎるサービスの数々を紹介していきます。

神レベルのサービスがスゴすぎる…!

image by:岡田すみえ

いつもたくさんの人でにぎわっているので、まずはウェイティングルームに通されます。ここでは、無料のドリンクスナック菓子フルーツなどが振る舞われます。

無料のネイルケアコーナーキッズルームまで用意(いずれもお店による)されているなど、食事前からいたれりつくせりのサービスを行っているのです。

当日は寒かったのでカイロまで配られていました。image by:岡田すみえ

まだまだサービスは続きます。席に着くと、テーブル担当のスタッフさんが除菌ティッシュやエプロンなどとともに、髪の長い方にはヘアゴムまで持ってきてくれるほか、匂いがつかないよう荷物に布をかけてくれます。

これら一連のサービスはさりげなく行われ、押し付けがましくないのです。ここまで徹底したサービスを無料で行うお店は、世界広しといえどもほとんど見たことがありません。

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