緑に囲まれた大迫力の絶景。ドライブ旅におすすめ「神庭の滝自然公園」

image by:Shutterstock.com

山、岩、川が生み出す自然の芸術といえば「」です。迫力もあり美しさもあり神秘的でもある滝は観光地として人気。滝を中心とした自然公園も全国各地にたくさんあります。

なかでも中国地方を代表する名瀑&自然公園といえば、岡山県にある「神庭の滝(かんばのたき)自然公園」は外せません。とくに緑も眩しくお出かけにうってつけ!早速、魅力をご紹介していきます。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

癒しの絶景「神庭の滝」

image by:traction/Shutterstock.com

岡山県北中部、鳥取県との境に位置する自然豊かな真庭市。その真庭市のなかでもさらに自然であふれたエリアにあるのが「神庭の滝」です。この滝を中心にして、周囲は湯原奥津県立自然公園に指定されています。

同園は国指定の名勝である「奥津渓(おくつけい)」や「津黒公園(つぐろこうえん)」など、他にも見どころがたくさん。美作三湯のひとつ「奥津温泉」も有名で、温泉あり、自然ありの癒しスポットには中国地方から多くの観光客が訪れています。

日本百景・日本の滝百選にも選出

image by:Shutterstock.com

自然公園の名所である神庭の滝は、中国地方随一のスケールを誇る名瀑です。落差は約110m、幅約20mの大きなスケールの滝は日本の滝百選、そして日本百景にも選出されています。

岡山県を流れる旭川、そして標高約1,100mの星山が生み出した自然美は、3つの滝が集まっている「段瀑」と呼ばれる種類の滝で、豊富な水量が特徴。ゴツゴツとした黒い岩肌を、真っ白な飛沫を上げながら水が流れ落ちる様子は神秘的にすら感じます。

ニホンザルに出会えることもある?

image by:photoAC

神庭の滝見学は滝ではめずらしく有料となっています。大人300円、小中学生は150円の入場料が必要となるので、現金をお忘れなく。遊歩道の途中に入り口があるので支払いを済ませたら中へ進みましょう。

遊歩道を滝へと向かって歩いていると、運が良ければ野生のニホンザルに出会えることも!公園周辺には野生のニホンザルが生息しており、ときには遊歩道に降りてきています。

お猿さんたちは人間にとても慣れており、まったく怖がるようすはありません。至近距離を歩いたり、毛づくろいをする姿が見られます。


ちなみにニホンザルが生息しているため園内は飲食禁止餌をあげることも禁止されていますし、あまり近づきすぎると威嚇してくるので一定の距離を置いて見守りましょう。


恋を叶える「八十慈様」伝説

image by:photoAC

遊歩道の途中に小さなお堂があるのにも注目してください。お祀りされているのは「八十慈様(やそじさま)」と呼ばれる石像です。八十慈様は、この辺りでは縁結びや恋を叶えてくれるといわれています。

八十慈様伝説はその昔、身分違いの恋に悩み神庭の滝に身を投げて心中をしようとした、照姫と僧侶の清海を救った神様という伝説も。照姫と清海は命を救われたあと、身分の違いを乗り越え末永く幸せに暮らしたことから、恋に効く伝説としていまも語り継がれています。

願い事を書いた絵馬を持って八十慈様の周りを3周するのが正しいお願いの仕方なんだそうですよ。良いご縁を探しているかたはぜひ試してみては?

Page: 1 2

TRiP EDiTOR編集部 :TRiP EDiTORは、「旅と人生をもっと楽しく編集できる」をコンセプトに、旅のプロが語りつくす新しい旅行メディアです。