四季問わず、多くの人を癒しす温泉旅行。他のアクティビティに比べて「密」を避けやすく、健康の促進にも繋がる温泉は、コロナ禍においてもその人気を加速させました。
とはいえ、それでもほとんどの温泉地が客足の激減などに見舞われているのが現実。そんななか、環境省・内閣府・総務省・経済産業省・観光庁の5省庁が後援を行い、観光地の活性化プロジェクトを実施する「温泉総選挙」が、部門別年間ランキング「温泉総選挙2021」を発表。各部門のなかから「絶景部門」の結果をチェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
絶景からの絶景!温泉の効力をさらに増す!?
第5位 川湯温泉/北海道弟子屈町
阿寒摩周国立公園が周囲を囲み、硫黄山の噴煙を目の当たりにできる絶景の温泉地「川湯温泉」。
「セセキ(熱い)」「ペツ(川)」というアイヌ語から名付けられている通り、火山が創造する高温の源泉が川となって温泉街のなかを流れる迫力が醍醐味です。
硫黄の香りや湯けむりが情緒を深め、源泉は効能も抜群。Phは約1.7にのぼる強酸性泉のため、機器への影響から全施設で循環を行わない「源泉かけ流し宣言」も。無料の足湯や、「川湯神社」の手水が温泉水だったりと、名湯を心ゆくまで満喫することができます。
コメントでは「湯煙あふれ温泉情緒あるいい温泉街」「温泉川の湯気が霧氷になって、最高に美しい」「道東のダイナミックな大自然に囲まれた温泉街」「火山活動が実感できる硫黄山。噴出する熱湯と噴気孔に圧倒」と、北海道ならではの景色に絶賛が集まっています。
第4位 片山津温泉/石川県加賀市
「加賀三湖」のひとつに数えられる「柴山潟」の変幻する水面の美しさと、霊峰・白山の絶景を眺めながら過ごすことができる「片山津温泉」。1653年、当時の大聖寺藩主である前田利明公が鷹狩りのために柴山潟を訪れ、温泉を見出したと伝えられています。
「日に7回、その色を変える」といわれる柴山潟が生み出すナトリウム・カルシウム塩化物泉の源泉は、保温や冷え性などに効能が高い名湯。自然の光景と良質な温泉に加え、湖上で行われる花火大会も大評判です。
コメントでは「花火大会が開催され、湖に花火が反射してとても幻想的でした」「温泉から見える雄大な白山は絶景」「すべてがのんびりしていて癒されます。地元に食材を使った郷土料理がおいしい」と、温泉と共に満喫できる多様な楽しみが評価されています。
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