韓国人が「ひとりでご飯を食べられない」と話す、その理由とは

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美味しい食事に舌鼓を打ちながら、リフレッシュにも最適な「外食」。日本には多くの飲食店が点在しており、ひとりでも友だちとでも、家族とでも気軽に楽しむことができますよね。

しかし、実は日本と距離的にも近い韓国では「ひとりで外食に行かない」だけでなく、「ひとりで外食なんて信じられない」と話す人までいました。

ただ、最近ではその文化も少しずつ変化している様子。そこで今回は韓国出身の皆さんに、リアルな外食事情について伺ってみました。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

実は「1人で外食」しやすい環境の日本

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日本には、立ち食い蕎麦やファストフードなど、ひとりでも楽しめる飲食店が数多く存在しています。昨今では、コロナ禍の影響もあり、「黙食」が推奨されていることからか「おひとりさま専門店」も増えてきました。

そんなひとり需要の高い日本と比べて、韓国では基本的にひとりで外食をしないのだとか。

韓国人はなぜ「ひとりご飯」の機会が少ないのか?

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「韓国は、ひとりで外食している人がすごく少ないです。そのため1人前メニューがほとんどなくて、行くお店が限られてきます」(韓国出身

「韓国ではひとりで食事をすることがなかったので、日本でひとりご飯にハマりました!」(韓国出身)

「韓国では食事は誰かと食べるものというマナーがあり、ひとりで食事をしていると『寂しい人』『変な人』と思われます。なのでお昼ご飯も会社の人と一緒に行くのが当たり前ですね」(韓国出身)

「最近は少し変わってきましたが、私はいまだにひとりで外食するなんて信じられません。食事は交流するためのものであり、外食も含めて複数人で行う。これが当たり前です。ひとりご飯をする人は変わっていると思います。人の目もあるので、私はひとりで外食はできません」(韓国出身)


「日本に来て初めてひとりご飯を体験しました。子どものころからご飯はみんなで食べるものと両親に言われてきたので、かなりドキドキしましたね(笑)でも最近韓国では『孤独のグルメ』(テレビ東京系)が流行っていて、五郎さんに憧れてひとりで食事をする人も増えてきています」(韓国出身)

韓国では1人で食事することを「ホンパブ」とわざわざ名付けて呼ぶほど、タブーに近いイメージがあったそう。

またサムギョプサルなど、日本人に馴染みのある韓国料理でも基本的に2人前から提供されることが多く、1人前から提供しているところは珍しいそう。

そもそも韓国の飲食店では1人前の料理が少ないことも、大きな理由のひとつといえそうですね。

ちなみにひとりで外食するときはカフェなどでさっと食べたり、自宅に帰ってデリバリーをすることが多いのだとか。

そのため来日した韓国出身のかたによると、母国と比べて日本はひとりで食事しやすいことに驚いたという声も聞こえてきました。

最近では、1人前のメニューも増加中

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ほかにも、ひとりでお酒を飲んだりする日本の文化にも感動したとの声もありました。ただコメントにもあるように、最近では韓国でも「おひとりさま需要」が増えてきた様子。

特にコロナ禍の影響によりひとりご飯が増加し、飲食店も需要にあわせて1人前のメニューを考案するお店が増えているとのこと。

なかにはひとりでサムギョプサルを楽しめるお店も登場するほど、1人前からでも楽しめるお店が増えているみたいですね。

日本と比べると韓国ではまだまだ「ひとりご飯」が浸透しつつある段階のようですが、これから需要がもっと高まるときっと1人前から提供してくれるお店も増えてくるはず。

今後、韓国旅行を楽しめるようになった際には、気軽にひとりでも外食に行きやすくなるかもしれないですね。

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