一日の疲れを癒してくれる「お風呂」。全国にはさまざまな温泉地が点在していますが、名湯に浸からなくても自宅の湯船に癒されるものです。そんな入浴といえば、日本ならではの文化のひとつといっても過言ではなく、湯船に浸からない国もたくさんある様子。
お隣の韓国もそのひとつで、日ごろからシャワーだけですましている人も多いのだとか。そのため日本を訪れた韓国人は「日本人は毎日お風呂に入るの!?」と驚くことがあったそう。そこで今回は訪日韓国人に入浴事情についてお話をいろいろと伺ってみました。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本人は毎日「湯船」に浸かるの?
そもそも海外では、水が貴重な資源となっている国があります。そういった場合、短いシャワーで済ませることも多く、家庭によっては「10分以内」という時間制限を設けているところも珍しくありません。
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また、リラックス効果のある入浴ですが、海外では基本的に汚れを落とすことがメインとされています。そのためお湯に浸かって心と身体もリフレッシュ…という日本人のような考え方ではなく、あくまでも汗や汚れを流すものとしてとらえられているのだそう。
韓国ではシャワーしかないところも
韓国も例外ではなく、ホテルによってはシャワーブースしか併設されておらず、湯船がないところも少なくありません。
「日本では、お風呂、つまり毎日湯船に入るのが良いと思います。体もしっかり温まるし、素晴らしい文化です」
「韓国では毎日、湯船に浸かるという人は少ないのかもしれません。本当に人によるかもしれないですけど。ユニットバスの部屋も少なくないですね」
チムジルバンでリラックス!
「韓国はシャワー利用が多いかもしれませんが、『チムジルバン』という日本でいう『健康ランド』のような場所を気軽に利用できるので、友だちと一緒に行ったりすることもあります。ご飯も食べられるし、発酵飲料の『シッケ』を飲むのが定番です」
「チムジルバン」とは、さまざまなお湯や岩盤浴を楽しめる場所で、ガウンを着て館内の好きなところへ行き来することができる健康ランドのようなところなのだそう。
リラックススペースでは寝ることが可能で、場所によってはいびきをかく人と分けられていることも。そのため気軽に利用することができ、カップルや友だち同士で楽しむ若者も多いみたいですよ。
その日の疲れを癒してくれるお風呂は、至福の時間をもたらしてくれます。ただ、国によってはその入浴スタイルも大きく違うことがわかりました。いつか海外旅行に出かけた際は、その国ならではの文化にふれて、新しい発見を探してみたいですね。
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