「交通機関」の利便性や「治安」の面はどう？
最後は、韓国の「交通機関」や「治安」の特徴について聞いていきましょう。
韓国は「車」が優先
「一般車もだけど、バスとかタクシーとか公共の乗り物も運転が超荒いから、危険すぎて自転車なんて乗れやしないよ」と話すのは、日本在住歴5年の韓国人男性。
「日本にきてまず驚いたのが、車が歩行者に道を譲ってくれること。韓国は車優先だから、譲ってくれることはまずないんだ」と、日本の「歩行者優先」に驚いた思い出を語ってくれました。
赤信号でも右折OK
車優先らしい、日本とは違ったルールも存在します。
「周りに歩行者や車がいないことを確認すれば、赤信号でも右折していいの。左折は禁止だけど、右折はOK」
韓国の交通ルールを知らない人からすればびっくりですよね。旅行先で事故に遭わないよう、旅行前には行く先々の交通ルールを調べるのが安心ですね。
電車の優先席は空いてても座っちゃダメ
「日本では車内が空いていたら優先席に座ってもいい風潮があるけど、韓国では電車の優先席に健康な若者が座るのは絶対ダメ」
韓国の優先席は「老弱者席」と呼ばれ、「お年寄りと体の不自由な人限定」という意味が込められています。国民全体がルールを重んじ、年配者を大切にしているそうです。
車の運転が荒いと思いきや、電車内のルールは厳格に守られる。韓国事情を知れば知るほど興味深くなりますね。
落とし物を拾ったらポストに入れる
海外で落とし物をすると、まず返ってくることはないと聞きますが、韓国は別。日本のように直接交番に届けることはないですが、ある方法で戻ってくることがあるそうです。
「韓国では、財布をひろったら郵便ポストに入れると持ち主の元に届きます。身分証が入っていたり持ち主を特定することができれば、ほかの物も届きますよ」
郵便ポストへ投函された落し物は、一度郵便局で回収されてから警察署に届けられ、持ち主が特定できた物に限り本人に連絡が入るのだそう。
韓国の首都ソウルでは、この方法で毎日約30個ほどの落とし物が郵便局に集まるそうですよ。
今回は、日本と韓国の文化の違いについてたくさんご紹介してきました。
意外と知られていないリアルでディープな話もあり、韓国の新たな魅力をたくさん知ることができたのではないでしょうか。今後も世界の文化を学び、どんどん知識を深めていきたいですね。
- 参考:中央日報
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