これが歴史のロマン。パワースポットとして注目を集める全国の「縄文遺跡」11選

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ロマンが詰まった遺跡が見られることに加え、最近ではパワースポットとしての人気も高い「縄文遺跡」。

縄文時代を知り、実際に見ることができるスポットが長野県新潟県には数多くあります。両県では多くの遺跡が見つかっており、日本最大級の縄文スポットといっても過言ではありません。

今回はそんな縄文スポットで当時の面影を感じる遺跡に加え、合わせて訪れたい資料館博物館を一挙にご紹介しましょう!

目次

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

笹山遺跡/新潟県十日町市

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まずは新潟県の遺跡・博物館から見ていきましょう。新潟県を流れる信濃川の側、およそ5300年前に村が作られ生活が行われていた痕跡が残されているのが「笹山遺跡」です。1980年代に調査が行われ、縄文時代中期の住居跡や多くの土器が発見されました。

笹山遺跡は炎のような装飾が美しい、火焔型土器(かえんがたどき)の発掘場所としても知られています。状態の良い火焔型土器や石器、土偶など928点が国宝に指定されました。

馬高・三十稲場遺跡/新潟県長岡市

新潟県内最大級の遺跡がこちらの「馬高・三十稲場遺跡」です。こちらも火焔型土器が発見された場所で、その他にも生活や縄文時代の信仰に関するさまざまな遺物が発見された場所でもあります。

先程の笹山遺跡は信濃川の右側に位置しているのに対して、こちらは左側。川を挟んだ反対側に栄えた村の痕跡に触れることができます。

馬高縄文館/新潟県長岡市

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先ほどの馬高・三十稲場遺跡から出土した遺物を展示しているのが「馬高縄文館」です。火焔型土器や土偶などが他には、類を見ないほど大量に展示されているのが特徴で、縄文文化にどっぷりと浸れる博物館。

ずらりと並ぶ火焔型土器は圧倒的な存在感。炎のような装飾に、縄文文化の奥深さを感じずにはいられません。



縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館/新潟県村上市

現在はダムの底に沈む奥三面遺跡。そこから出土した数々の品が展示されているのが「縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館」です。当時の暮らしぶりを伝える遺物を間近で見ることができる他、ジオラマなどでとてもわかりやすく展示されています。

また、体験教室も豊富。勾玉作り、火起こし、石器作りや土器作りなど見るだけではないので小さな子どもでも楽しく過ごせること間違いなし。縄文時代の人の暮らしを体験するにはぴったりの施設です。

  • 縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館
  • 新潟県村上市岩崩612-118
  • 公式サイト

農と縄文の体験実習館 なじょもん/新潟県津南町

縄文文化を体験したり、縄文の人々を支えた自然について学ぶのにぴったりの施設が「農と縄文の体験実習館 なじょもん」です。自然豊かな津南町にあるなじょもんはその土地ならではの自然や食と、縄文文化を体験できる珍しい施設。

まるでタイムスリップしたかのようにリアルな竪穴住居の縄文ムラや雑穀類の畑が広がる屋外施設に加え、屋内の展示施設も充実しています。

体験学習は「縄文時代の薬草探し」や「弓矢作り」「勾玉作り」など子どもだけでなく、大人も興味をそそられるものが開催されています。

  • 農と縄文の体験実習館 なじょもん
  • 新潟県中魚沼郡津南町下船渡乙835
  • 公式サイト

長者ケ原遺跡/新潟県糸魚川市

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国史跡に指定されている広大な「長者ケ原遺跡」も見逃せません。縄文時代中期に栄えたエリアで、その広さから発掘はまだ3%ほどとされています。たった3%であるにもかかわらず、大量の痕跡が発掘されているんですよ。

現在は「長者ケ原遺跡公園」として整備され、近くには出土品が展示されている考古館もあります。公園には竪穴式住居や掘立柱住居なども再現。

考古館では発掘の様子を映像で見ることができたり、長者ケ原遺跡で加工されていたとされるヒスイについて学べる展示などがあります。

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