鹿児島県に位置する「屋久島」は、知らない人はいないほどよく知られている大自然の宝庫です。島の約90%を森林に覆われており、約21%は世界自然遺産に登録されています。
そんな自然に包まれた屋久島には、一生に一度はこの目で見てみたいダイナミックな絶景スポットがたくさん!手つかずの自然が残された屋久島だからこそ見られる、美しく迫力満点な自然スポットをご紹介します。
目次
- 1長き時代を生きてきた「縄文杉」
- 2『もののけ姫』の世界が広がる「白谷雲水峡」
- 3まるで映画のワンシーンのような「太鼓岩」
- 4「大川の滝」の爽やかな絶景
- 5予想外の大きさ。ダイナミックな「千尋の滝」
- 6一生に一度は行きたい「屋久島」の大自然
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
長き時代を生きてきた「縄文杉」
屋久島で欠かせないスポットは、なんといっても「縄文杉」でしょう。屋久島を代表する古木は、樹齢3,000年以上とされていますが、はっきりとは分かっていません。
一説によると、7,000年以上前ともいわれています。いまから7,000年前の日本は縄文時代。そこから「縄文杉」と名付けられたのでしょう。
ツアーに参加するのがおすすめ
この縄文杉、とっても有名ですがそこにたどり着くまでの道のりは険しく、簡単には拝むことができません!
荒川登山口から出発し、トレッキングすること約5時間!往復でなんと10時間もかかる大冒険の末、見ることができるとても貴重なものなのです。
トレッキングのためのトロッコ道は整備されているものの、途中には暗く水の滴る洞窟、森にかけられた細い橋、両サイドを高い木々に覆われた道を超えて行きます。
道は平坦なので歩きやすいのですが、トレッキングや登山初心者の方はツアーに参加するのがおすすめです。
約5時間ものトレッキングの末現れる縄文杉は、驚くほど巨大で自然の力強さをひしひしと感じます。
苦労をしても、足が痛くなっても訪れる価値は十分にありますよ。もう歩けない!と思っていても、縄文杉を見た帰り道はパワーが湧いてくるような不思議な自然スポットです。
『もののけ姫』の世界が広がる「白谷雲水峡」
島の北部に位置する「白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)」は、屋久島の縄文杉と並んで人気の高い場所です。この白谷雲水峡を訪れるために、屋久島旅行を決める方も少なくないでしょう。
屋久島といえば、ジブリ映画『もののけ姫』の大いに参考にした場所としてあげられている場所。そんな映画の世界を体験できるのが、同所といっても過言ではありません。
白谷雲水峡は北部を流れる白谷川流域の渓谷の総称で、観光スポットとして整備されているので気軽にトレッキングができるものの、足場は不安定。岩がゴロゴロしているので、必ず歩きやすい靴で出かけましょう。
緑の世界に感動「苔むす森」
なかでも最も心に残るのは「苔むす森」と呼ばれるエリア。出発してから約1時間半ほど、いくつもの大きな杉の木を越え、深い森に足を踏み入れると現れる同所は、一面緑色に染まる幻想的な世界です。
『もののけ姫』の世界からそのまま飛び出してきたかのような美しい光景に、少し涙が出そうになるほど。
水源が近く湿度が高いことに加え、杉の木によって日光に当たりにくいことで、コケ類の楽園となっているため白谷雲水峡のハイライトです。
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