まるで映画のワンシーンのような「太鼓岩」

白谷雲水峡には3つのコースがあり、「苔むす森」以外にも多くの見どころがあります。3つのコースは以下の通り。

• 太鼓岩往復コース（往復約4時間）
• 奉公杉コース（往復役3時間）
• 弥生杉コース（往復役1時間）

ちなみに「苔むす森」は、「太鼓岩往復コース」の途中に現れます。もちろん、途中で引き返しても良いので、「苔むす森」で引き返す方も多いのですが、ここまで来たのなら、ぜひ頑張って足を運びたいのが「太鼓岩（たいこいわ）」です。

まるで『もののけ姫』に登場する、あのシーンにそっくり。辻峠を超え、なかなか厳しい登山の道のりですが、標高約1,050mの場所にある太鼓岩からの絶景は、来るまでの苦労を吹き飛ばしてくれること間違いなし。

ただし、無理は禁物。「苔むす森」まで進んで、まだ体力がありそうだなという方は進んでくださいね。

「大川の滝」の爽やかな絶景

屋久島で最大級の滝のひとつである「大川の滝（おおこのたき）」も、足を運びたい場所のひとつ。無料の駐車場も完備されており、駐車場から滝までは徒歩で約5分以内という絶景に加え、アクセスも良好な自然スポットです。

落差約88mの大きな滝は「日本の滝百選」にも選出されています。水量がとても多く、滝壺の近くで見ることができるため清涼感も抜群。水しぶきの気持ち良い、爽やかな自然の絶景を楽しめますよ。

予想外の大きさ。ダイナミックな「千尋の滝」

パワースポットでもある滝をもうひとつご紹介しましょう。

「大川の滝」で滝の迫力を楽しんだあとは、屋久島の自然とのコラボレーションがダイナミックに楽しめる「千尋の滝（せんぴろのたき）」で、一味違う滝見学もおすすめ。

「千尋の滝」は、落差は約66mと大川の滝よりも小さいものの、周辺の環境が特別。ゴツゴツした渓谷の間を流れ落ちる滝ではなく、巨大な一枚岩の花崗岩を流れ落ちる滝なのです。

一枚岩の花崗岩はかなりの巨大さ。千人の人間が手を繋いだくらいの大きさ、ということからこの名が付けられました。花崗岩の間を割くように流れ落ちる「千尋の滝」は、見応え抜群です。

一生に一度は行きたい「屋久島」の大自然

自然のなかに人が「住ませてもらっている」と強く感じることのできる屋久島の旅。

コンビニなどはなく、観光スポットも険しい森の中に存在する屋久島ですが、一度訪れるとこの島の持つ特別な空気感に魅了されてしまいます。本州では体験することのできないスケールの大きな自然に出会うことができるはずです。

• 参考:スタジオジブリ「Q＆A」
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