ライダー憧れの地・阿蘇~由布院。全員が言葉を失った「やまなみハイウェイ」絶景ルート
皆さんは普段、旅行の時、どんな移動手段を使っていますか?飛行機・電車・バス、色々あるかと思いますが、バイクの旅も、全身で風を感じられる心地よい旅となることでしょう。
大型スポーツバイクNinja650に乗って旅をしている著者、まりさんのメルマガ『バイクで旅するまりさんのブログ』では、Ninja650でのツーリング記録はもちろん、YouTube動画に収まらなかったエピソードや、ルート選びの本音、立ち寄り先の感想などをゆるっと掲載しています。
その中で今回は、阿蘇から由布院まで、絶景ロードをつないで走った1日をお話ししています。皆さんの「いつか行きたい」を「次の連休に行こう」に変える、そんな1本になれば、と語るまりさん。果たしてどんな素敵な旅だったのでしょうか。
阿蘇~由布院・やまなみハイウェイの旅

今日は、はっきりお伝えします。「阿蘇は、ライダーなら一度は絶対に走ってほしい場所でした!」
今までいろんな道を走ってきました。でも、阿蘇の「やまなみハイウェイ」ほど、美しくて、壮大な道に、私はまだ出会ったことがありません。走っている間、何度も声が出ました。「うわぁ……」、「すごい……」。語彙を失うって、こういうことなんですね。
なぜ「阿蘇~由布院」を選んだのか

結論から言うと、阿蘇は 「ライダーの憧れの地」 だからです。バイク好きなら、一度はこの名前を聞いたことがあると思います。雄大な草原、見渡すかぎりの空、どこまでも続く一本道。写真や動画で何度も見てきました。でも、私はずっと「自分の目で見たい」と思っていたんです。
そしてもう一つ。今回の旅には、心強い味方がいました。熊本にお住まいの視聴者様が、エスコートを買って出てくださったのです。地元の方が一番きれいなルートを案内してくれる!
これほど贅沢なツーリングはありません…!ありがたくて、出発前から胸が高鳴っていました。
相棒は、はじめましての「エリミネーター400」

今回の相棒は、レンタルした Kawasaki エリミネーター400。当然このバイクに乗るのは初めてでした。レンタルバイクのあるあるですが、慣れない車種は、最初の数分が少し緊張します(笑)。
ブレーキの効き、クラッチのつながり方、車体の重さ。体になじむまで、そっと対話するように走り出しました。でも、さすがクルーザーバイク!ゆったりした姿勢で景色を眺めながら走れるので、「絶景を味わう旅」には本当にぴったりだったんです。
道の駅大津で待ち合わせ

待ち合わせは 「道の駅 大津」 。ここで、エスコートしてくださる視聴者様と待ち合わせ。一度富山でお会いしていますが、再開する瞬間…お会いできて本当にうれしかったです。
バイク旅は、人と人をつないでくれるんですよね。あいさつを交わして、いざ出発!ここから、夢にまで見た阿蘇の旅が始まります。
ミルクロードで、世界が一気に開けた

道の駅を出て、向かったのは ミルクロード。阿蘇の外輪山の上を走る、牧歌的な道です。走り出してすぐ、景色が一変しました。両側にひろがる、なだらかな緑の草原。牛がのんびり草を食む、その向こうに青い空。風が、ふわっと草のにおいを運んできます。
「あぁ、これが阿蘇か…!」心の中で、何度もつぶやいていました。走るだけで、心がほどけていく道でした。
レストラン北山で、忘れられない味に出会う

お昼は、エスコートしてくださった視聴者様が、「レストラン北山」 さんへ連れていってくださいました。しかも、 赤牛丼と馬刺し をご馳走になってしまったのです!恐縮しつつ、いただいた赤牛丼のおいしさといったら。
赤身なのに、しっかり旨みがあって、噛むほどに肉のうまさがじゅわっと広がります。馬刺しも、臭みがまったくなくて、とろけるよう。熊本に来た、という実感がこみ上げてきました。景色だけじゃない。 その土地の味も、旅の大切なごちそうですね。
西湯浦園地展望所と大観峰、息をのむ絶景

おなかが満たされたあとは、お店の裏にある 西湯浦園地展望所 、そして 大観峰 です。大観峰は、阿蘇のカルデラと阿蘇五岳を一望できる、阿蘇でも屈指の絶景スポット。展望所に立った瞬間、思わず足が止まりました。
眼下に広がる、どこまでも続くカルデラの大地。人の手では作れない、地球そのもののスケール感。「来てよかった~!」このひと言に、すべてが詰まっていました。
やまなみハイウェイ。心が震えた道

ここで、今回いちばんお伝えしたい場所の話をさせてください。「やまなみハイウェイ」。阿蘇と由布院・別府方面をつなぐ、山岳ルートです。正直に書きます。今まで走ったどの道より、美しくて、壮大でした。
うねるように続く道。その先に立ちはだかる、堂々とした山々。空が近くて、視界をさえぎるものが何もない。走りながら、何度も鳥肌が立ちました。「こんな道が、日本にあったんだ…!」ハンドルを握る手に、自然と力がこもります。
バイクでしか味わえない、風と一体になる感覚。これこそ、私がバイク旅を続ける理由なんだと、あらためて思い知らされました。途中、 阿蘇の森 で休憩を取りながら、ゆっくり、この景色を体に焼きつけました。
長者原で、まさかの「貸し切り」絶景

やまなみハイウェイを大分方面へ走り、たどり着いたのは長者原(ちょうじゃばる)。くじゅう連山のふもとに広がる、湿原と高原の地です。阿蘇とはまた違う、しっとりとした空気。
ここで、私はまた言葉を失いました。
正直、今回の旅でいちばん感動した場所かもしれません。目の前に、どーんとそびえる、くじゅうの山々。足もとには、やわらかな湿原。空も、山も、大地も、ぜんぶが近い。「来てよかった」を、また何度もつぶやいていました。そして、ここにはちょっとした名物があります。
長者原の「標識」です。実はこの標識、写真を撮るために、順番待ちの列ができるほどの人気スポットなんだそうです。ところが――なんと今回は、まさかの貸し切り!誰もいない静かな長者原で、あの景色と標識を、心ゆくまで独り占めできました。これはもう、運が良すぎました。
そして、エスコートしてくださった視聴者様と、ここでお別れ。本当にお世話になりました。心から、ありがとうございました。


