【7/15・16の2日間限定】祇園祭の夜だけ味わえる、京都・老舗の「涼」
七月の京都は、街全体が祇園祭(ぎおんまつり)一色に染まる、一年でもっとも心躍る季節です。宵山(よいやま)の夜、コンチキチンと響く祇園囃子(ぎおんばやし)、駒形提灯にゆらめく灯り、浴衣姿の人波——。そんな祭りの熱気のなかを歩いていると、ふと、冷たいものや甘いものが恋しくなりませんか。
そんな旅人にこそ知ってほしいのが、京都・四条に約220年続く老舗菓子司「亀屋良長(かめやよしなが)」の、宵山限定の楽しみです。2026年7月15日(水)・16日(木)の二日間、本店の店先ではふわふわのかき氷を、四条通り沿いに建つ「月鉾(つきぼこ)」と「四条傘鉾(しじょうかさぼこ)」では、この時期だけの限定菓子を販売します。
祭りの喧騒のなかでとる、ひとときの涼。そして、京都の夏に受け継がれてきた縁起のお菓子。今回は、祇園祭の夜をいっそう味わい深くしてくれる、亀屋良長の特別なお菓子をご紹介します。
代表銘菓が氷に。黒糖蜜香る「烏羽玉氷」


まず訪ねたいのは、四条通りにほど近い亀屋良長の本店。祭りの間、その店先に登場するのが、毎年多くのファンが心待ちにする夏の名物「烏羽玉氷(うばたまごおり)」です。
亀屋良長を代表する銘菓「烏羽玉」。黒糖のこし餡をつややかに仕立てた、まあるい一粒が、まるごとかき氷になりました。
ふわふわに削られた氷の上には、沖縄・波照間島(はてるまじま)産の黒糖でつくった黒糖蜜がたっぷりと。氷になじむよう柔らかめに炊いた烏羽玉と、もちもちの白玉(しらたま)が添えられ、お好みで練乳をかければ、コクと涼が溶け合う格別の一杯に仕上がります。
黒糖のやさしい甘さと、口のなかでほどけていく氷。祭りの熱気で火照った体に、そっと涼が染みわたる瞬間は、この二日間だけの贅沢です。売り切れ次第終了となるので、涼を求めるなら早めの時間がおすすめです。
- 亀屋良長 本店 店先のスペース
- 都府京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
- 075-221-2005
- 大宮
- 1,000円(税込)
- 7月15日(水)・16日(木)
- 17:00頃〜21:00頃
- 公式サイト
- 開始時間は変更になる場合があります /売り切れ次第終了/7月17日(金)以降は本店の喫茶にて提供:1,540円(税込)
【豆知識】祇園祭の「粽」は、実は食べられない?

お菓子めぐりの前に、京都の夏を象徴する「粽(ちまき)」について少しだけ知っておくと、味わいがぐっと深まります。
祇園祭の粽は、その多くが「食べる」ものではなく、笹の葉で編まれた厄除(やくよけ)の授与品。玄関先に一年間飾って災いを払う。そんな信仰が、古くから京の暮らしに根づいてきました。祭りの間、各鉾で授かった粽を軒先にそっと掲げる。それが京都の夏の、ひとつの原風景でもあります。
だからこそ特別なのが、亀屋良長の“食べられる”粽です。厄除招福(やくよけしょうふく)の願いを、菓子として実際に口にできる。祭りの縁起をそのまま味覚で受け取れる、京菓子ならではの粋なはからいなのです。こうした背景を知ってから味わうと、笹をほどく一瞬さえ、いっそう愛おしく感じられることでしょう。
提灯の灯りの下で。月鉾・四条傘鉾のたもとで味わう限定菓子


亀屋良長の限定菓子が並ぶのは、四条通り沿いに建つ二基の鉾のたもと。鉾頭(ほこがしら)に新月型(みかづきがた)を掲げた「月鉾」と、大きな傘の上に御幣(ごへい)と若松(わかまつ)を飾り、色鮮やかな織物の垂り(さがり)をまとった「四条傘鉾」。どちらも意匠の美しさで知られ、宵山の夜は駒形提灯に照らされて、いっそう幻想的に浮かび上がります。
その足もとで手にできる主役が、年に二度しか販売されない特別な「粽」です。
笹の葉をそっとほどくと、爽やかな香りがふわりと立ちのぼり、なかからしっとりとした外郎(ういろう)製のお餅が現れます。素朴でやさしい甘さに、笹の清々しい香りが重なって、口の中を一筋の涼が通り抜けるよう。
厄除招福の縁起菓子として大切に受け継がれてきた、京都の夏そのものを閉じ込めたような一品です。
歴史ある鉾を見上げながら、その足もとで縁起の菓子を味わう。宵山ならではの、贅沢な時間の過ごし方です。
- 月鉾/四条傘鉾(いずれも四条通り沿い)
- 075-221-2005
- 粽 3本束 1,700円(税込)
- 7月15日(水)・16日(木)
- 月鉾 17:30頃〜21:00頃 四条傘鉾 18:00頃〜20:30頃
- 公式サイト
- 開始時間は変更になる場合があります/売り切れ次第終了/月鉾・四条傘鉾ではかき氷の販売はありません
祭りの記念に。宵山だけのとっておき

鉾のたもとでは、粽のほかにも祇園祭ならではの限定菓子が待っています。
鉾の前にかかる駒形提灯をかたどった「宵山だんご」は、白味噌あんを求肥(ぎゅうひ)で包んだ、やさしい口あたりの一口だんご。祭りの風情を、そのまま手のひらにのせたような愛らしさです。
なめらかな調布(ちょうふ)生地で求肥をふんわり巻いた「ほこ調布」、そして涼やかな夏の便りのような「夏たより〈祇園祭〉」も並びます。
どれもこの二日間だけの味わいで、祭りの記念やお土産にぴったり。旅の思い出とともに、大切な人へのちょっとした一品としても喜ばれるはずです。
祇園祭の夜に、涼と縁起を持ち帰る
「暑いから祭りは避けて」ではなく、「夜だからこそ、涼を味わいに出かけたい」。亀屋良長の宵山限定のお菓子は、そんな祇園祭の夜の楽しみ方を教えてくれます。
本店の店先でいただく、代表銘菓が氷になった「烏羽玉氷」。月鉾・四条傘鉾のたもとで手にする、厄除招福を願う“食べられる”粽。そして、宵山だんごやほこ調布といった、この二日間だけのとっておき。
1803年の創業以来、店先に湧く「醒ヶ井水(さめがいすい)」で京菓子をつくり続けてきた老舗ならではの味わいが、祭りの夜をいっそう豊かにしてくれます。
味わうのは、涼だけではありません。京都の人々が長い歳月をかけて育んできた、祈りと縁起、そして季節の情趣。祇園囃子が響く七月の夜、亀屋良長のお菓子とともに、心にも舌にも涼やかな京の夏をぜひお過ごしください。
- source:亀屋良長株式会社(via PR TIMES)
- image by:EvergreenPlanet/Shutterstock.com
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。


