海外の映画などを観ていると、日本とは違う文化を発見するときがありますよね。とくにここ数年では「第4次韓流ブーム」といわれるほど、ステイホームの影響もあり、韓国発のドラマ・映画にハマったという人も少なくないはず。
筆者は最近『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を見始めたのですが、Netflix(ネットフリックス)の視聴中コンテンツは韓国発の作品ばかりでした。
そんな感じで韓国ドラマを見ていると、食文化や日常生活など、いろんな日本との違いが見えてくることも。
では、他にはどんな「韓国ならではの文化」があるのでしょうか。実際に複数名の韓国出身者に、日本とは違う「韓国の当たり前」についてお話しを伺ってみました。
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韓国料理の基本は野菜とタンパク質!?
有名な韓国料理のひとつに「キンパ」という海苔巻きがありますよね。野菜がたっぷり入って、日本の巻き寿司のようにくるくると巻かれているのが一般的ですが、最近では四角く折りたたんだ「四角キンパ」が流行っているのだとか。
他にもいろんな流行している食べ物があり、日本にも続々と上陸中。今後もどんなグルメが発信されていくのか楽しみですが、まずは基本の韓国料理についてお話しを伺ってみました。
ヘルシーなスタミナメニューが多い
韓国も日本同様、主食はお米。料理の味付けには、ニンニクやネギ、生姜といった香味野菜がたくさん使われており、「ビピンパ」や「チゲ」など、ピリ辛なスタミナ料理が多いのが特徴です。
日本人に比べ年間の野菜摂取量が2倍といわれるほど、栄養バランスがよく健康的な食生活を送るのも韓国ならではの食文化ですね。
「焼肉は豚肉がメイン。サンチュやエゴマの葉にキムチや野菜とはさんで食べるよ。日本の焼肉よりはヘルシーかも」(30代・女性)
野菜をたくさん食べて健康的に
「韓国の飲食店ではメイン料理と一緒にたくさんの副菜が出されるんだけど、これらは全部おかわり無料だよ。野菜も多いです」(40代・男性)
メイン料理のまわりをずらりと囲む副菜は、「ミッパンチャン」と呼ばれる常備菜。無料でおかわり自由なんて、気前が良すぎますよね。
お酒のおつまみもがっつり!
「日本人は、お酒のつまみとして枝豆とか冷奴などの軽いものを好む人が多いと聞きますが、韓国ではサムギョプサルやチキン、干物系などの動物性タンパク質が多め。焼酎には『タッパル(鶏足の辛旨炒め)』がおすすめですよ」(40代・女性)
おつまみというより、しっかりと「食事」ですね。ちなみに韓国では大事な「飲み会マナー」が存在します。
ただし、飲み会では厳しいマナーも?
「お酒は目上の人から注ぐのがルール。注ぐときはビンを右手で持って、左手はビンや右ひじに添えたり、胸に軽く当てる人もいるね」(30代・男性)
「お酒を飲むときは目上の人に飲んでいる姿を見せないよう、体をそらして口元を隠して飲まなくてはいけません」(40代・男性)
私たちも上司との飲み会は緊張するものですが、韓国ではさらに上下関係を重んじているようですね。