某月、筆者が友人とふたりでランチを楽しんでいたところ、とある話になりました。それが食事のマナーについて。
以前、友人が訪れた和食料理店で、店員さんに「蓋付きのお椀を食べ終わったあとは、元通りに蓋をするんですよ」といわれたのだとか。
友人はその作法を知らなかったらしく、「知ってた!?私、知らなかった!」と驚いたエピソードを話してくれましたが、このように日本ではさまざまな食事のマナーが存在していますよね。
ご飯を食べるときはお茶碗を持つ、肘をついて食べないetc…。海外でもフォークとナイフの使い方やレストランでの身だしなみなど、多種多様なマナーがあるとされていますが、国が違えばそのマナーやルールは異なるもの。
そこで今回は、日本と距離的に近い韓国の出身者に「日本で驚いた食事マナー」、そして日本人が疑問に思っていた「韓国人の食事スタイル」などについて、話を伺ってみました。
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韓国人が驚いた、日本と真逆の食事マナー
まずは韓国人が「日本で驚いた食事のマナー」について。もちろん国によっていろんな違いがありますが、よくいわれるのは韓国では「お茶碗を持ってご飯を食べない」ということ。
日本では、お茶碗をもって食べることが一般的とされています。しかしながら韓国では、逆に行儀が悪い意味になってしまうのだとか。
「日本では茶碗を持って食事することがあたり前だけど、韓国ではそれが逆に行儀が悪いことになります。変な感じですよね(笑)あと、膝を立てても大丈夫なのも韓国と日本の違いだと思う」(韓国出身・20代女性)
「韓国では膝を立てたり、あぐらをかいてご飯を食べることは普通です。でも日本では床の上に座るときは正座がいいといわれて驚きました。韓国で正座は罰を受けているときの姿勢だから、ほとんどすることがないんです」(韓国出身・30代女性)
韓国出身者によると、お座敷などで食事のときに膝を立てる座り方、いわゆる「立て膝」でご飯を食べても問題ないとのこと。日本では立て膝をすることはあまり行儀の良い行為とはいえないとされていますが、韓国では逆に立て膝こそが正しい座り方といえるそう。
いわゆる日本式の正座については、たとえば学校で先生に怒られた時など、お仕置きを受ける際にすることはあるんだとか。
このように韓国では、一部日本と真逆の食事マナーが存在している様子。そこで続いては、日本人が疑問に思っていた「韓国人の食事スタイル」について話を伺ってみました。
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