秋田の温泉といえば全国的にその名を轟かせる「乳頭温泉」を思い浮かべる人が多いと思いますが、秋田県自体が温泉の宝庫。
“乳頭温泉”のほかにも温泉ファンを唸らせる超個性的な温泉や、いぶし銀のような温泉があちこちに点在し、県民たちはその日の気分であっちの湯、こっちの湯と極上温泉を楽しんでいます。
上質な温泉が豊富に湧く地はほかにもたくさんありますが、これだけ個性派が密集したエリアはなかなか珍しく、多くの旅行者が“乳頭温泉”よりも奥へ足を伸ばさないのが残念なところ。
ということで、今回は敢えて乳頭温泉ははずし、秋田の個性派極上温泉をホッピングしてまわる温泉ドライブコースをご紹介したいと思います。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
スタートは1mの深さの湯船が自慢の「元湯 水沢山荘」
この温泉ホッピングのドライブ旅のスタートは、県民の皆さまから必ずおすすめの温泉として名があがる水沢温泉郷の「元湯 水沢山荘」へ。
水沢温泉郷は国道341号線の田沢湖から乳頭温泉方面へ、5kmほど走った駒ヶ岳の麓に位置します。
こちらの宿は駒ヶ岳中腹の標高1000mの地点から自然湧出している源泉を引いているため、泉質は地元民のお墨付き。そしてこの露天風呂が深さが1mもあることで有名です。
マイナスイオンを浴びながらいつまでもじっくりお湯を味わいたい極上湯です。泉質は硫黄、カルシウムを多く含む硫化水素泉。
- 元湯 水沢山荘
- 秋田県仙北市田沢湖生保内字下高野73-10
- 0187-46-2341
- 公式サイト
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強酸性、極熱源泉を沸き立てそのまま「玉川温泉」(冬季一般車両通行止めアリ)
さて、次に訪れたいのが「玉川温泉」。「乳頭温泉」に次ぐ秋田の有名どころなので、名前を聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
毎分9,000リットルという日本一を誇る湧出量とph1.2という稀に見る強酸性の湯はその効用において名高く、昔から湯治場として知られる温泉です。
源泉50%、源泉100%、40度以下のゆる湯、43〜44度のあつ湯に加え、寝湯や打たせ湯、箱蒸し湯などとにかく湯船の数が豊富。効能が強い湯なので指南される正しい入浴方法を守ってくれぐれも身体に負担をかけすぎないよう温泉を楽しんでください。
- 玉川温泉
- 秋田県仙北市田沢湖玉川渋黒沢
- 0187-58-3000(玉川温泉・新玉川温泉予約センター)
- 公式サイト
- ※冬期(12月~4月中旬)は国道341号線の一部区間通行止めとなるため、一般車両の通行ができなくなります。
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