日本ではよくても、海外の国によっては「やってはいけないこと」があります。例えば、ロシアでは「玄関・戸口の敷居をまたぐ握手」は縁起が悪いこととされていたり、ギリシャやスペインなどで日本でよく行われる指での「OKサイン」は大変失礼な意味になったり。
このような行動が海外ではやってはいけないことのひとつとされていますが、国によってはもっと厳しく、法律で決められているNG行動もあります。なかには日本人が当たり前のようにしている行動が含まれていることも…さっそく、その内容をチェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
ここでは、座るのも食べるのも禁止!/イタリア
有名な観光地になると、世界から多くの人が集まって、各々が写真撮影をしている光景を見かけますよね。日本でもコロナ禍以前は京都などの観光スポットに多くの観光客が訪れていました。そんな世界的に有名な観光地は日本だけではありません。
例えば、イタリアのローマもそのひとつ。名作として知られる『ローマの休日』で、オードリー・ヘプバーンがジェラートを食べるシーンでも有名な「スペイン広場」にも多くの観光客が世界各国から訪れていました。
しかし注意したいのが飲食等の禁止事項について。ローマでは2019年より、歴史的建造物近くの広場での飲食を禁じる条例が施行されました。さらにロイターによると、「スペイン広場」では飲食だけでなく座ることも禁止なんだとか。
かつて名作を真似してジェラートを食べるシーンを再現する人もいたそうですが、現在ではそれは絶対にやってはいけないことになりました。
ガムは持ち込むだけで罰金に/シンガポール
日本人旅行客も多く訪れていた「シンガポール」。安全で清潔なイメージのあるシンガポールですが、実は「チューインガム」について厳しい法律が定められています。
口が寂しいときやリフレッシュをするときに最適なチューインガムですが、そもそも持ち込む時点で罰金の対象になるのです。ポイ捨てするなんてもってのほか。さらに悪質なかたちで輸入すると、罰金と実刑が科せられます。
罰金は最大で10,000SDG。日本円にするとなんと約101万6000円!(2022年9月時点)
実際に在シンガポール日本国大使館によると、医薬品であることが認められることを除き、個人の使用目的であっても禁止です。
その理由としては、かつてシンガポールで公共施設などにチューインガムを貼り付けるイタズラが発生していました。それだけに留まらず、なんと電車のドアのセンサーに付けて誤作動を起こさせるといっ、悪質でいきすぎた行動まで行われていた結果、チューインガムが禁止されていったという背景があるのだそう。
Page: 1 2