すべての人々が平等である社会に向けて、多種多様な取り組みが行われている昨今。世界各国ではさまざまな問題提起が活発に行われている現在では、改善されたトピックもあれば、まだ力及ばない部分もあると感じることも少なくありません。
性別や格差という垣根を飛び越えて、一人ひとりの人間である私たちは、平等な権利を等しく持ち合わせています。
そこで、今回は歴史に残る功績をおさめた女性たちに注目。宿泊予約サイトBooking.comが発表した「ジェンダー平等の実現について考えるきっかけとなるような旅先」から名所5選をご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
女性たちが残した輝かしい功績をめぐる
クリーブランド/アメリカ
多くの人種が共に生活をするアメリカのなかでも、突出して多様な文化が共存しているオハイオ州北東部の「クリーブランド」。かつては工業都市として、全米トップ10に入るほどの発展を見せた街でもあります。
「クリーブランド自然史博物館」をはじめ、そのヒストリーを学べる観光スポットに恵まれるなかで、ジェンダーについて思いを馳せることのできる場所が「国際女性航空宇宙博物館」です。
宇宙の世界を切り開いてきた先駆者たちのなかでも女性にフューチャーし、その貢献を紐解く歴史や情報に触れることができるこの博物館。女性飛行士による日記や本物の衣服展示など、リアルな情報と共に功績を直に感じることができます。
ロンドン/イギリス
長きに渡りエリザベス女王が統治を行う女性君主の国でもあったイギリス。その首都である「ロンドン」は、ハイレベルの活気あふれる文化と共に、そこかしこに女性たちの奮闘を感じさせる痕跡が残されています。
そのひとつが、18世紀後半にイーストエンド地域で暮らした人々について知ることができるウォーキングツアー。産業革命の時代と重なるこの時期に、労働者階級として苦労を重ねた女性たちの痕跡を辿ることができます。
数世紀に渡って続く戦いの日々が感じ取れる絵画やモニュメント、「切り裂きジャック」によって不運にも命を落とした女性の想いを代弁した地域の女性たちによる活動など、犯罪被害についても知ることができます。
ブエノスアイレス/アルゼンチン
独自のグルメをはじめ、南米地域らしい文化の数々が人気を呼んでいるアルゼンチンの首都「ブエノスアイレス」。
情熱的なタンゴショーなど、エンターテイメントスポットにも事欠かないこの地域にも、ジェンダーの歴史に想いを馳せるスポットがあります。
その名所が「アルゼンチン女性博物館(Museo de la Mujer)」。ラテンアメリカ社会で女性が担ってきた役割とその変遷について、絵画・写真・映像などの視覚的なアート作品から紹介が行われています。
女性たちが現在進行形で感じているジェンダー問題について啓蒙してゆくワークショップなども積極的に開催されているため、旅行時にも参加することが可能。アルゼンチンのみならず、世界の旅行者たちと意見を交わせる貴重なスポットです。
キャンベラ/オーストラリア
オセアニアに位置するオーストラリアのちょうど中央に位置する首都の「キャンベラ」。同国でも最大の内陸都市であり、さまざまな文化の交流地点としても機能し、首都らしいにぎわいを楽しみながら、女性たちの活躍を知ることができます。
その一端を担っているのが「オーストラリア高等裁判所」や「国会議事堂」といった政府の機関たち。民主主義国家であるオーストラリアが培ってきた歴史と、その形成に貢献した女性たちの偉業を垣間見ることができます。
ナポリ/イタリア
美しい街並みと、世界で愛されるグルメ文化に彩られたイタリアの「ナポリ」。南イタリアのこの街では、ローマ帝国の築いた「ポンペイ遺跡」や王宮「パラッツォ・レアーレ・ディ・ナーポリ」など、夢のような遺跡の数々に出会うことができます。
ナポリでも、ジェンダー問題について学ぶウォーキングツアーが見どころ。「サンタ・キアーラ寺院」を作り上げた「サンチャ・ディ・マヨルカ」、ローマ皇帝との関係が深い「聖パトリシア」など、歴史に名を刻む女性たちの功績に触れる刺激的なひとときが過ごせます。
女性たちが歴史に刻んだ功績を実感できる、各国の旅先5選。どのように拡大し進展させてゆくか、そのヒントが散りばめられた世界へと触れてみてはいかがでしょうか。
- source:PR TIMES
- image by:Alena Veasey/Shutterstock.com
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