「道の駅 舞鶴港とれとれセンター」大解剖!〜カニ漁解禁〜

日本海の魚が美味しくなる季節がやってきました! 11月6日からカニ漁が解禁され、舞鶴や丹後の漁港はますます活気付いています。そこで今回は秋冬の美味しい魚を求め、京都府随一の水揚げ量を誇る舞鶴市の「道の駅 舞鶴港とれとれセンター」へ行ってきました!

施設内の海鮮市場で鮮魚を買うだけでなく、売っている魚をその場で食べたり、舞鶴や丹後のお土産や野菜が買えたりと楽しさ満載。どのような施設なのか詳しくレポートしていきます~!

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「道の駅 舞鶴港とれとれセンター」ってどんな施設?

国道175号沿いを車で走っていると見えてくる大きなカニの看板。こちらが本日、訪れる道の駅「舞鶴港 とれとれセンター」です。

海鮮市場MAP

敷地内には日本海側最大級の「海鮮市場」と舞鶴産の野菜を販売するファーマーズマーケット「あぐり」があります。メインは何と言っても「海鮮市場」!

市場内には舞鶴魚市場の鮮魚仲買人が直接営む鮮魚店が3軒、舞鶴が誇る「舞鶴かまぼこ」の名店が1軒、舞鶴や丹後の土産物店が2軒、それに寿司店、海鮮丼などがいただける食事処やコーヒースタンドまである、とても楽しい施設です。

魅力①: 鮮魚店で魚を買う&食べる

魚たつ

カニで真っ赤になった陳列台

数あるお店の中で最初に訪れたのが鮮魚店の「魚たつ」。先日(11月6日)、カニ漁が解禁したばかりなので店先には「舞鶴かに(舞鶴港で獲れるズワイガニのオス)」をはじめ「セコガニ(コッペガニとも。京都府で獲れるズワイガニのメス)」、「松葉カニ(山陰地方で獲れるズワイガニのオス)」とさまざまなカニがズラリと並んでいます。

でも、いろいろありすぎて、どのカニを買ったらいいのか分からない~!そこで会長の藤元達雄さんにアドバイスをお願いしました。

「それはやっぱり、舞鶴かにを食べないとね。ほら、ここを見てごらん」とカニについている緑のタグを見せてくださいました。

舞鶴漁港に水揚げされたズワイガニはすべて漁獲した漁船名が書かれた丸い「緑色のタグ」が付けられるそうなのですが、中でも重さ800g以上で姿が整ったものは緑色、1,000g以上は銀色、1,200g上は金色の「舞鶴かにプレート」が付けられるんですって。


この「舞鶴かに」は緑色のプレートが付いています。持っているとズッシリと重くてびっくり。「これは15年物ぐらいのカニだから、身がギッシリ詰まっているよ」と藤元さん。

ズワイガニは土地で呼び名が異なり、山陰や丹後地方では「松葉ガニ」、福井県では「越前ガニ」と呼ばれ体格や味が微妙に異なります。「舞鶴かに」は相対的に脚がやや長めで、脚にしっかりと身が詰まっているのだとか。

「まずは刺身で、それから焼きガニにしたら美味しいよ~」。

こちらは12月中までが漁期の「セコガニ」。やはりオスに比べたら小さいけれどキレイなカニですね。

そのほかサワラ、イカなど見るからに新鮮なお魚が並んでいます。どれもピカピカで目が澄んでいて美味しそう~。

「言ってくれたら並んでいる魚を刺身や焼き魚にするよ」と藤元さん。しかも調理しても値段は表記されているものと同じなんですって。これは嬉しい!

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休憩スペース

施設内には、いくつか休憩スペースがあり、各店で買った刺身や焼物を食べることができるんですって。そこで注文が通ってからコンロで焼いてくれる「海鮮焼きセット」などを注文。出来上がるまで市場内を見て回ることにしました。

吉本水産

冬場はカニをはじめアンコウ、舞鶴のお正月に欠かせないブリ、春先は丹後とり貝、夏はカキと舞鶴港で水揚げされた季節の魚が並びます。

名物は、この脂ののった「焼きさば」。大きい~!!これはお土産にもいいですね。温めてショウガしょう油で食べると美味しいんですって。

岡田鮮魚店

こちらも舞鶴魚市場で卸したカニをはじめとした季節の魚から、珍味やサバのヘシコ、干物まで扱っています。また、店頭の水槽にてイシダイやアコウ、冬の間は舞鶴かにを泳がせているので活きのいい魚が買えるのが魅力です。

タレ焼も充実しています。どれも美味しそう~。

カニのシーズン真っ只中なので市場内のあちらこちらに舞鶴かにのポスターが貼られ、PRソング『舞鶴かにカニ♪』の “まいづる カニカニ チョッキ チョキ まいづる カニカニ ありがとう”がリピートで流れ思わず口ずさんでしまいます。なんだかテンションがあがってきましたよ。

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