一年の終わりと始まりを迎えるこの季節。12月といえば「クリスマス」という一大イベントがあり、「年末年始」にゆっくり過ごすことが楽しみのひとつですよね。
皆さんはどんなクリスマスとお正月を過ごす予定ですか?筆者は寒いのが苦手なので、2022年はクリスマスからずっとお家にこもって、温かい鍋を食べまくって、2023年を迎えようと考えています。
ただ、日本のクリスマスといえば恋人と過ごすイメージも少なからずあるのではないでしょうか。また、年末年始といえば待ちに待ったお休みの時期ですが、実は日本と世界では過ごし方が全く異なるのです。
早速、外国人が日本でカルチャーショックを受けたこと、そして世界の12月の過ごし方をご紹介していきます。
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日本と世界の「クリスマス」の違い
クリスマスは家族と過ごさないの?
まずは、クリスマスの過ごし方について。皆さんは、いつもどのようにクリスマスを楽しんでいますか?とあるアメリカ出身者によると、日本とアメリカのクリスマスの過ごし方が違いすぎてカルチャーショックを受けたそう。
「クリスマスの夜は基本的に、家族と集まりたいです。アメリカでのクリスマスイブ(12月24日)とクリスマス(12月25日)は、家族でのお祝いの日。一年に一回のクリスマスをみんなでお祝いするために、家族や親戚たちが集まることが一般的ですね」(アメリカ出身者)
「日本の大学の友達にクリスマスは両親とディナーにいくよ!と言ったら、もう大人なんだから親離れしたら?と言われました。日本ではクリスマス=恋人と過ごす日だと後で聞いてびっくりしました」(アメリカ出身)
アメリカでは、クリスマスといえば恋人と過ごすのではなく、家族で集まる日なのだとか。そして家族で集まったらみんなで食事を楽しんだり、プレゼントを渡したりするのだそう。
なぜ日本はクリスマスにホテルが満室になるの?
もちろん、アメリカの若者のなかにはクリスマスイブに友人たちでパーティーを行うこともあるそう。ただ日本とは違うのが、カップルで過ごす風習があまりないということ。
そのため当時お付き合いしていた日本人のガールフレンドに「なぜクリスマスなのに2人で過ごさないの!?」と少しお怒り気味でいわれたことがあった様子。
「日本人のガールフレンドにクリスマスの予定を聞かれて、家族とゆっくり過ごすよと言ったらとても怒られました。日本では恋人優先で、クリスマスイブも大切なのだと…後日そこまで怒るものなのかなと冗談で日本人の同僚に話したら、その考えは日本ではヤバいぞと言われて、かなりのショックを受けました」(アメリカ出身)
「当時の恋人にクリスマスといえば2人で過ごすもの。そしてオシャレで高価なディナー(特別な食事)をすることが当たり前といわれ、結構カルチャーショックを受けましたね。当時、僕は親しい友人たちと一緒に過ごそうと思っていたのですが、日本では恋人と過ごすことが通例と聞いて驚きました。あと、日本人の知人から『クリスマスイブは大人のホテルが満室になる』と聞いてびっくり。よくよく考えると恋人たちにとって重要な日だからかと思いました(笑)」(アメリカ出身)
お互い育った国の文化が違うと、慣れないカルチャーに驚いてしまうこともありますよね。欧米諸国ではクリスマスといえば家族と過ごす日、日本ではカップルたちの特別な日という印象があるもの。
もちろんどちらの過ごし方が正しいなどはありませんが、せっかくなら年に一度のイベントを楽しい思い出にしていきたいですね。
クリスマスは「サウナ」に入る
続いては、少し変わったクリスマスの過ごし方について。サウナの本場といわれるフィンランドでは、なんとクリスマスイブとクリスマス当日はサウナに入るのだそう。
「フィンランドでは夕食前にサウナに入って、サウナを温めておくと、サウナの妖精が家に来て幸運をもたらしてくれると言い伝えられています。実際は、サウナで身体を温めることによって食欲増進の効果があるとされているので、元気に過ごすための行為なのかなと思います」(フィンランド出身)
フィンランドのサウナは、朝から始まります。朝のサウナで静かにスタートし、夕食の前にまた入る。するとより一層「整う」のかもしれませんね。
ちなみにフィンランドでは、サウナで温まった身体を雪で冷やしたり、冷たい水に飛び込んだりすることがあるそう。そして温かい服装で身体から熱を逃がさないように注意して、クリスマスを楽しんでいるみたいですよ。
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