なぜXmasにホテルが満室?外国人がショックを受けた日本と海外の違い

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2022/12/21

日本と世界の「お正月」の過ごし方の違い

なぜ日本人は「Happy New Year」というの?

image by:Robert Way/Shutterstock.com

続いては、新年を迎える年末年始について。日本では新年を迎えたときに「あけましておめでとう」や「Happy New Year(ハッピーニューイヤー)」ということがありますよね。

海外でも同じように、盛り上がる大みそかのカウントダウンで「ハッピーニューイヤー」ということがありますが、そのいうタイミングに疑問を持ったとイギリス出身者がいっていました。

「新年を迎えた瞬間、カウントダウンしながら『Happy New Year』と叫ぶことがありますよね。でも実は、いうタイミングが決まっていて、新しい年が来たときにしかいいません。1月1日になった瞬間にいうんです。だから日本のように会社が始まる1月4日とかに同僚に会って『Happy New Year』とはいわないんですよね」(イギリス出身)

新しい年を迎えたときにいうフレーズとして浸透していますが、場合によっては遅すぎることがある様子。ただし地域によっても異なるそう。

また、日本とは違って欧米諸国で年末年始はそこまで重要視されていません。例えばイギリスの場合、1月2日から仕事がスタートすることも当たり前で、日本のように「三が日」は祝日ではないのだとか。

そのかわりとても大切とされているのが、前述のクリスマスです。クリスマスのホリデーシーズンには実家に帰省したり、家族で集まったり、日本でいう年末年始のような過ごし方をするそうですよ。

「クマの毛皮」をかぶって踊る

image by:carlos gonzalez ximenez/Shutterstock.com

続いては、日本ではなかなか見かけない新年の祝い方についてです。東欧のルーマニアでは、クマに関する踊りが大切な行事のひとつとして浸透しているそう。

「ルーマニアでは、街にクリスマスごろからクマが現れます!もちろん本物のクマではないですよ。人々がクマの毛皮を着て踊るんです。とても長い歴史があって、幸せを願うために歌ったりダンスを踊ったりしています」(ルーマニア出身)

このクマ踊りは、20人前後の人たちが集まってグループを作って、クマの格好をしたり、クマ使いを演じたり、太鼓を鳴らしたりします。


ルーマニアといえば、ヒグマの生息地としても有名で、エリアによってはクマが尊い存在として大事にされているのだとか。

爆竹だらけでちょっと危険かも…

image by:Tony Magdaraog/Shutterstock.com

最後にご紹介するのは、フィリピンのお正月の過ごし方です。フィリピンといえば、東南アジアのなかでもお正月を盛大に祝う国のひとつ。日本と同じ太陽暦(グレゴリオ暦)の1月1日がお正月ですが、なんといっても祝い方がド派手。

「フィリピンの年末年始はとにかく騒がしいです。大みそかから元日にかけて浮かれた人がたくさんいます。ただ、爆竹をたくさん投げたりするので、場所によってはとても危険です。違法に改良された爆竹などは、政府によって規制が行われています」(フィリピン出身)

フィリピンでは年が明けた瞬間に、たくさんの花火が打ち上がり、爆竹なども使って大きな音を出すことが通例。この大きな音を出すことで、悪魔を追い払うという意味があるそう。

ただし違法の爆竹などを使用するケースがあったため、過去にはケガをしたり、事故が起こったりしたことも…。もちろん全ての人が騒いでいるわけではありませんが、もしもフィリピンで年を越す際は、外出時にとても注意したほうがいいでしょう。

このように日本と世界のクリスマスや年末年始の過ごし方には、たくさんの文化の違いがあることがわかります。どの国でも大切に過ごす時間であるからこそ、新しい年に向けて楽しい思い出を作っていきたいですね。来年もきっといい年になるはずですよ。

  • 参考:AFP
  • image by:Samuel Ponce/Shutterstock.com(イメージです)
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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

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