外国人が驚く日本の「お正月」は、一体なにがヘンに見えるの?

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新しい年を迎えた最初の行事ともいえる「お正月」。日本では1月1日〜3日までを「三が日」、1月7日や1月15日までを「松の内」といい、地域によって異なりますがその期間がお正月とされています。

そんなお正月といえば、待ちに待ったお休み期間であるだけでなく、「初詣」や「おせち料理」など、恒例行事や名物グルメも盛りだくさん。ただ、そんな日本のお正月を不思議に思う外国人も少なくないようです。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

お正月って、そんなに重要?

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「アメリカでは毎年12月31日はカウントダウンをしたり、花火が打ち上がったりします。でも、日本のように新年を数日間にわたって祝うことはありません。休暇はクリスマスの方が長いので、日本のお正月の考え方の違いに驚きました」(アメリカ出身)

「フランスでは、新しい年になった瞬間に『ハッピーニューイヤー』といい、お酒を飲んだり、いつもよりちょっと良い食事をしたり、パーティーをしたり。1月1日は友だちやパートナーの家で過ごしますが、1月2日や3日はあまり重要ではありません。それよりも重要なのがクリスマスなので。日本のお正月を知ったときは、クリスマスとは逆なんだなと思いました」(フランス出身)

「香港では1月1日がお休みです。でも日本とは違って、1月2日からいつも通り、通勤・通学します。日本はお正月でお休みかもしれませんが、香港ではみんな大体、普通の休日と同じように過ごしていると思います」(香港出身)

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アメリカやヨーロッパでは、日本と同じように毎年12月31日にカウントダウンを行い、新年を祝います。年が明けた瞬間に「ハッピーニューイヤー」といいますが、日本のようにそこまで重要視されていないのだとか。

その理由は、お正月よりもクリスマスの方が大切な期間だから。クリスマスシーズンには学校や会社が休みになり、そのまま新年を迎えます。そして日本のように「三が日」が休みではありません。そのため企業によっては、1月2日からいつものように業務が始まることも多いみたいですよ。

また、香港では重要なのは「旧正月」です。毎年、1月1日よりも旧正月を盛大にお祝いして、新しい年を祝います。このように日本のお正月を初めて経験した外国人の皆さんは、「なぜお正月がこんなに重要視されているのか最初はわからなかった!」と、驚いた経験があるようですね。

キケンでも、なぜ食べるの?

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続いては、日本の季節を代表する食べ物について。「年越しそば」「お雑煮」「おせち料理」など、伝統的な験担ぎ料理がありますよね。ほかにもお正月の風物詩ともいえる食べ物があります。それのひとつが「お餅」です。


一説によると、平安時代に固いものを食べることによって歯を丈夫にし、健康を願ったことがお正月にお餅を食べる習慣に由来しているそう。現代でも正月飾りのひとつ「鏡餅」を食べる「鏡開き」がありますよね。

そんなお正月に欠かせないお餅ですが、カナダ出身者によると「一体なぜ食べるの?」と不思議に思ったのだそう。

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「日本のお餅は、味付けもたくさんあって、とても美味しいですよね。でも、毎年のどに詰まらせて高齢者が亡くなるニュースを見かけます。とても悲しいことですが、初めて知ったときはどうして日本人はリスクを冒してまで、お餅を食べようとするのか不思議でした…」(カナダ出身)

確かに残念なことに、お餅をのどに詰まらせてしまう事故が発生しているのは事実です。その多くは高齢者で、毎年12月から1月、とくに三が日にかけて事故が増えているそう。

しかしながら昔から行われている恒例行事のひとつでもありますし、アレンジもさまざまで、カスタマイズしやすい美味しい食べ物です。だからこそ食べるときは小さく食べやすい大きさで。そして水分補給を忘れずに

そして、子どもや高齢者はひとりではなく、誰かと一緒にゆっくりとよく噛みながら食べることで、事故を防ぐことができます。詳しくは消費者庁では「消費者への注意喚起」が公開されていますので、ぜひ一読してみてくださいね。

このように世界の「お正月」は日本とかなり異なることがわかります。ヨーロッパやアメリカ、アジアの一部の地域では、お正月よりもクリスマスや旧正月が重要視されているため、日本の年末年始にカルチャーショックを受けることもあるようですね。

2022年も残すところあと少し。2023年は、一体どんな年になるかいまから楽しみですね。

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