「宵越しの銭」を持たなすぎて会社が給与を分割払いするフィリピンの国民性

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新しい年になり、とうとう冬本番。こんな寒い時期には、気候の暖かい国に逃避したくもなりますよね。そこでおすすめなのが、日本から約5時間で行ける「フィリピン」。

気温・湿度の高い熱帯モンスーン型気候で、年間の平均気温は26~28度と、日本のいつの時期も寒さを感じないのが魅力です。

さらに現地の人と接していくうちに、その国民性に惚れて「本気で移住を考えた」という日本人も多いのだそう。

そんな魅力が詰まったフィリピンですが、まだまだ知らないことも多いですよね。そこでフィリピン出身者の皆さんに、国民性やリアルな現地のお話しを伺ってみました。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

フィリピン人は明るくフレンドリー

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「フィリピン人はみんなおおらかで細かいことは気にしない。もしも誰かが困っていれば助けるし、逆に自分が困ってたら誰かが助けてくれると思っています。だからみんな助け合いながら楽しく生きていますよ」

フィリピン人といえば、明るくフレンドリーで、初対面の人にも気軽に話しかけてくれるような気さくな人が多いそう。一人ひとりの助け合いの精神がすばらしいですね。

そしてフィリピン人は家族・親族のつながりが深く、結婚しても親と同居する家庭がほとんどなのだそう。なによりも家族を優先し、「家族のために」という思いで働いています。

海外で働いて家族を養う人も多い

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しかし、そこで問題なのがフィリピンの貧困率です。フィリピンの平均月収は約2万5,000~3万3,000円ほど。

フィリピンの物価は日本の5分の1〜3分の1なので、ひとりで生活する分には支障ありませんが、同居する家族が多いほどお金が必要となります。そのため海外に出稼ぎに行く人が多いようです。


「フィリピン国内に仕事がなく、あってもほとんどが契約社員です。しかも日給は、日本円にして2,000円に満たないことが多いんですよね。あと病院に行くのも高額。だから定年後の親を養うとなると、海外に出て稼ぐしかないんですよね」

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以前、出稼ぎで来日していた男性は、このように当時の心境を語ってくれました。

「家族や親族に働き手として期待されていましたが、実際は外国で働くのはストレスを感じることもあります。知らない国で不安な気持ちを共有できる人もいないし、孤独感に苛まれる日々でした。母国には家族が大勢いるのに、自分だけひとりぼっちのような寂しさを感じたこともあります」

ただ、海外で働いて家族を養う人もいれば、収入が少ないなりに母国で楽しく暮らす人もいます。

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